AppleInsider: Apple の iOS 4 の内側: Snow Leopard との新たな機能パリティー

原文: Inside Apple's iOS 4: new feature parity with Snow Leopard

By Prince McLean
Published: Friday, June 18, 2010 12:00 AM EST
AppleiOS 4 は、同社が iPhone OS 2.0 を開発のために初めて解放して以来、開発者らにとって最大の基盤飛躍となっており、Mac OS X 10.6 Snow Leopard のコア機能に追いつきつつある。
Apple の計画に近しい開発者らが言うには、この新しい iOS 4 では iPhone OS 2.0 および 3.0 のコアを 2007 年の Mac OS X 10.5 Leopard レベルから今日 Snow Leopard を実行しているデスクトップならびにノートブック Mac のレベルへと移すような、一連の改善が仕込まれているという。
主な新機能には、C、C++ あるいは Objective C コードおよびデータを閉鎖あるいは機能オブジェクトにいくらか似た単一のオブジェクトへとカプセル化する Blocks が含まれている。 システムは Blocks を利用して、 それらの実行のために順番にならべスケジュールする Grand Central Dispatch をサポートしており、複数のプロセッサコア上で並列処理されるようになる可能性もある。
iOS 4Snow Leopard が借用しているもうひとつ別の機能コアセットは、テキストコンテンツのパターンマッチング、検索、そして置き換えのためのパワフルな正規表現ツールの拡張サポートがある。
新しい iOS 4 にはまた、IPv4 アドレスが枯渇するなかインターネットアドレシングのためのネットワークをモダンな新しい標準へと果敢に移行しようとしている中国や日本といった国々でますます必須となりつつある IPv6 アドレシングと DNS など、Snow Leopard と比肩する新しい主要なコアネットワーキング機能が含まれている。
Additional under-the-hood work in iOS 4 に施されたその他の隠れた仕込みは、Cisco および Juniper による新しい "Anyconnect" SSL VPN へのサポートだ。 この SSL をベースにした VPN は、NAT や他の複雑な事柄に関係なく、またクライアント側には IPSec VPN には付きものだった特別な装置やソフトウェアを必要とせず、あらゆる場所から企業ネットワークに接続するための設定、セキュアなアクセスが簡単にできる手法としてまたたくまに人気となりつつある。
基調講演では Mac OS X のために準備されている新しいテクノロジーに関連した話題には一切触れられなかったように、Apple の今年の Worldwide Developer Conference ではほとんどの話題が iOS 4 に集中していたのも、同社が自社のモバイルプラットフォームを機能面でデスクトップ版オペレーティングシステムに匹敵させようと作業してきたことを考えると納得がいく。
この動きはまた、Apple が複数コアプロセッサを活用して、利用可能なグラフィックコアにタスクを委譲するという可能性を開くものでもある。これは、同社が昨年の Snow Leopard リリース以降デスクトップで開拓している分野でもある。
Apple は、デスクトップからモバイルデバイスまで、洗練されたモダンなコアオペレーティングシステムでもって、オペレーティングシステムのアーキテクトとして独特のポジションを持っている。 対照的に Microsoft は、レガシー環境をサポートする必要から、大きく異なるカーネルとコアオペレーティングシステム環境を備えた、目もくらむほどのさまざまなバラエティーに富んだオペレーティングシステム製品を販売している: