AppleInsider: 最新の Intel 対応ビルドで iTunes のユニバーサルバイナリ版と Rosetta 改良版が登場

iTunes universal binary, Rosetta improvements arrive in latest Intel build
By Tariq
Published: Tuesday, November 29, 2005 08:00 PM EST

これまでのディストリビューションには含まれていなかった、現行 PowerPC Mac および Intel Mac でもネイティブに動作する iTunes 初のバージョンが、最近の Intel 向け Mac OS X 10.4.3 ディベロッパリリースに含まれていることが明らかになった。

情報筋およびインターネット上の報告によると、iTunesユニバーサルバイナリは、最近の Mac OS X 10.4.3 Intel build 8F1111 の Developer Transition Kit 向けシードに施された、15 項目からなる変更リストのひとつに挙げられているという。

同リリースにはまた、Brother、CanonEFIEPSON、HP、LexmarkRicoh、そして Xerox からのユニバーサルプリンタドライバも多数含まれているとのこと。

注目に値するその他の改良点としては、QuickTime 7.0.4 のネイティブ版、IEEE-754 および C99 と互換性を持つ Libm ベースの新しい SSE/SSE2、そして Rosetta に依存するアプリケーションに対応したより正確な開発者向けクラッシュログ機能が挙げられる。

Rosetta 上で動作する OpenGL アプリケーションもまた build 8F1111 ではパフォーマンスおよび正確性が向上しているようだ、と情報筋は語っている。

また、すでに 8F1111 をインストールしている開発者に対して Software Update を経由して配布された build 8F1111 への自動更新では、Velocity Engine に依存するアプリケーションへのサポートを加えた Rosetta になっているとのこと。Rosetta はこれまで、Velocity Engine を含む AltiVec をサポートしていなかった。

報告によると、8F1111A と名前のついたビルドには、大幅に改良された ATI グラフィックドライバも同梱されており、Rosetta 上で動作するアプリケーションから呼び出された GDB も利用可能になっているとのこと。

IntelMac OS X は来年 1 月の第二週にもデビューを飾るべくスケジュールされており、情報筋によると Apple初の Intel Mac和訳】 が披露される見込みだとのこと。