AppleInsider: Napster が音楽サービスを巡って Google と交渉 (アップデート版)

Napster in talks with Google over music service (Updated)
By AppleInsider Staff
Published: Tuesday, January 31, 2006 01:00 PM EST

インターネットの巨人 Google が、Napster と広範囲な協力関係を模索しており、完全買収をしてデジタル音楽界へと乗り出す選択肢も含まれている、と New York Post が報じている。

The Post は匿名の音楽業界内の情報筋からとして、Google はこれまで、独自にオンラインミュージックストアを構築するのではなく、Napster に提携案を持ちかけていた とのこと。つまり Google はデジタル音楽の将来像として、AppleiTunes が基盤としているような個別楽曲のダウンロードではなく、購読サービスを描いているようだという。

Google および Napster 両社の代表者とも、買収や提携をめぐる噂についてのコメントはしなかった。

しかし先週、Napster の報道官はフランスのカンヌで開催された音楽業界の年次総会において、「Napster が売り出されることはなく、経営陣が退陣することもありません」 と語っている。

かつては音楽の違法共有と同義語だった Napster は、ミドルクラスのマネージャ 10 人を最近解雇している。

Bear Stearns のアナリスト Robert Peck は最近の調査報告書のなかで、Google が独自に iTunes のライバルとなるサービスを構築中のようだ、と述べていた。

Peck は、同社が今後 3 - 6 ヶ月内に音楽サービスを投入してくると予測していた。彼は、こうした動きは 「理に適っており」、「Google の最近の動きや、世界中の情報を整理するという究極の目標にも合致する」」 と論じていた。

同調査報告書は先週発表され、Apple 株が 2.2% 下落する原因ともなった。

更新:

Google の報道官が今日の午後、CBS MarketWatch電子メールを送り、その中で同社は 「Napster 買収計画はなく、現時点ではミュージックストアを構築する計画もありません」 と語っている。