AppleInsider: Apple は引き続き無償で iPod nano 画面を修理

Apple continues to repair iPod nano screens free-of-charge
By Katie Marsal
Published: Friday, February 3, 2006 05:50 PM EST

Apple Computer は、昨年 iPod nano の画面に原因不明の亀裂が入るのは特異な現象だと語っていたが、今年も引き続き無償で修理を行うことを表明すると共に、販売各社に対しても同様の処置を講じるように要請した。

Apple は先週、合衆国、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジア太平洋にある同社のサービスプロバイダに宛てたメッセージの中で、iPod nano の画面に亀裂が入ったと報告してきた顧客は 「補償対象修理*1」 として処理するようにと要請していた。

AppleCare Repair Center もこうした修理を補償対象修理として処理する予定だ」 と同社は続けている。つまり、画面に亀裂が入ってしまった iPod nano の持ち主は、電話で AppleCare に連絡すれば、プレーヤーの修理を保障修理サービスとして受けることができる。

Apple は昨年 10 月、iPod nano の画面に原因不明の亀裂が入るという顧客からの不満に対して、この問題は特異な現象だと 回答していた

「この問題は確かに存在しますが、製造段階で発生した些細な問題が原因で、影響はごく少数に留まっています」 と同社は語っていた。「私たちが得ている数字によると、この問題は、出荷された iPod nano の総数の 1% のうちの 10 分の 1 にのみ発生しているとなっています。設計段階の問題ではありません。」

亀裂の入った iPod nano の交換を継続するという Apple の決定が、純粋に製造段階で発生した品質問題からなのか、問題発生が収まらないためなのかは不明だ。しかし、Apple が最近サービスプロバイダに送った覚書によると、後者のようだ。

一方、Apple の第五世代動画対応 iPod は、こうした問題とは無縁のようだ。10 月に同モデルが投入されてから、Apple はハードウェア不良に見舞われた第五世代 iPod を、たとえ同社の保障規定から外れるものであっても、すべて回収し始めている、と AppleInsider は伝えた。問題のあるプレーヤーのユーザーは、特に質問をされることもなく交換品を受け取っていた。

それ以来、大きな問題は一切報じられることがなくなり、1 月 13 日に Apple は公式に第五世代 iPod の評価プログラムを終了した。同社は以降、保障規定で定められた問題が発生した第五世代 iPod のみ交換に応じている。

*1:covered repair