AppleInsider Briefly: MacBook Pro、Mac OS X 10.4.5、WINE

Briefly: MacBook Pro, Mac OS X 10.4.5, WINE
By AppleInsider Staff
Published: Wednesday, February 8, 2006 01:20 PM EST

AppleMacBook Pro の出荷時期を更新

Apple は、プロフェッショナル向けラップトップ MacBook Pro和訳】 の第一陣を間もなく出荷しようとしているようだ。顧客に寄せられた出荷予定日の情報によると、合衆国内ではこの 2 週間内にも配送が開始されるようだ。

Apple は昨晩ひそかに、オンラインに掲示されている MacBook Pro の出荷予定日を 「2 月」 から 「3-4 週間」 へと更新した。Apple は今四半期中には同ラップトップモデルの世界需要を満たせなくなってきたようだ。これは、先月同社の幹部が 語った和訳】 のと一致する。ただし、この更新はまた、Apple は需要に追いつきつつあり、今度こそは来月にも MacBook Pro の注文に応じられると自信を持っている証でもある。

MacBook Pro は同社のオンラインショップや認定量販店を通じた予約注文で、非常に好調な売れ行き和訳】 を見せていることが先月報じられている。

Mac OS X 10.4.5 の新ビルド

複数のタレ込みやインターネット上で出回っている報告によると、Apple は今週、PowerPC MacMac OS X 10.4.5和訳】 の外部向けビルドをシードしたようだ。同ビルドは、Mac OS X 10.4.5 8H14 とのラベルが付いているとのことで、複数のアプリケーションでのオーディオサポートの問題 *1 に対処しているとのこと。このシステムアップデートは Apple Developer Connection の会員に対して配布されたが、既知の問題は一切掲載されていないとのこと。

Mac OS X 10.4.5 に向けた Apple の正確なリリース計画は現在明らかになっていない。また、同アップデートの Intel 版が今後発表が予測されている 13 インチワイドスクリーン iBook和訳】 ラップトップや Mac mini のアップデートモデルに搭載される初めてのパッケージとなるのかどうかも不明だ。これら両モデルは、今春にも投入が予測されている。

Intel Mac 用 WINE

MacRumors によると、X86ProjectIntel Mac に対応した WINE の初めてのバージョンをコンパイルして実行できるようにした、と発表しているようだ。

Darwine Project は、Intel 対応の Mac OS X で動作するよう WINE の移植作業を進めていたようだ。WINE とは、x86 ベースの PC で動作する Unix/Linux オペレーティングシステム上で Windows アプリケーションを実行できるようにするための互換レイヤーを提供するソフトウェアだ。

現在の初期段階では互換性の範囲は限られているものの、同ソフトウェアを使えば、 Intel Mac を使う Mac ユーザは Windows アプリケーションを実行できる環境が、いつかは手に入れることができるようになるかもしれない。

このニュースは一部のユーザにとっては興味深いものかもしれない。というのも、消息筋が AppleInsider に語ったところによると、AppleMicrosoftIntel Mac での Virtual PC のサポート方法について意見を異にしているようからだ。Virtual PC次期バージョン和訳】 に向けた作業は遅々として進まず、「しばらくの間」 はオフィシャルリリースが見込めない状態にあると伝えられている。

*1:issues with multi-application audio support