AppleInsider: Intel が Power Mac 向けデスクトップ用プロセッサの新詳細を公表

Intel offers new details on Power Mac-bound desktop processors
By Prince McLean
Published: Tuesday, March 7, 2006 04:15 PM EST

Intel Corp. は、同社が年に 2 会開催している開発者フォーラムにおいて火曜日、集まった開発者らに対して、同社の次世代マルチコアデスクトッププロセッサに関する新しい詳細を公表した。同プロセッサは、今年後半にも登場するとみられる Apple 初の Intel ベース Power Mac システムに搭載されると予測されている。

Intel シニアバイスプレジデント兼 Digital Enterprise Group 統括マネージャを務める Pat Gelsinger は基調講演のなかで、消費電力量を 40% 削減し計算能力を 40% 向上させた、同社の新しい Core マイクロアーキテクチャ和訳】 をベースにしたデュアルコアデスクトッププロセッサ 「Conroe」 を披露した。

同チップは、2006 年第 3 四半期には大量出荷できるよう準備が進められており、今夏終盤にも登場する ApplePower Mac プロフェッショナル向けデスクトップシステムに収まる第一候補とみられている。

Gelsinger は、Intel が Conroe を、コードネームを Averill という同社の Professional Business Platform の一部とすることを決定していたことを明かした。この新プラットフォームは、Conroe デュアルコアプロセッサを採用することで世界でもトップレベルの IT セキュリティと管理能力を備える予定だ、と彼は語った。同プロセッサは、Intel Virtualization Technology および Intel Active Management Technology の第 2 世代となる、新しいチップセット -- コードネーム Broadwater -- と共にその性能を発揮する。

Intel はさらに同カンファレンスで、同社はコードネームを 「Kentsfield」 というクアッドコアプロセッサの出荷も計画しているとの声明も発表した。同プロセッサは、ハイエンドデスクトップ PC 向けで、2007 年初頭に登場する見込みだ。ただし、同チップに関するこれ以上詳しい情報は公開されなかった。

この声明に合わせるかのように Apple Computer もまた火曜日に、同社が例年開催している World Wide Developers Conference を、例年の 5 月や 6 月ではなく、今年後半に開催するとの 声明を発表した和訳】。

同カンファレンスは、8 月 7 日からの開始がすでに決まっており、Mac OS X 開発者らに対して同社の次世代オペレーティングシステムMac OS X 10.5 「Leopard」 が初めて披露される見込みだ。さらに、Intel の Conroe チップを搭載した Power Mac デスクトップコンピュータの初の公開デモンストレーションを行うものとも予測されている。

Apple のエンジニアチームは、CEO の Steve Jobs から Intel 移行スケジュールの前倒しを強く求められているなか、Intel ベース初の Power Mac の開発において Intel の支援を受けている和訳】 とも伝えられている。