AppleInsider: Apple が密かに MacBook Pros の改良版を市場に送り出す

Apple quietly pushing revised MacBook Pros to market
By Katie Marsal
Published: Tuesday, April 4, 2006 11:00 AM EST

Apple Computer は、密やかながらも、新しい MacBook Pro にある問題に対処しつつあり、同モデル 4 番目のマイナーリビジョンを出荷しているようだ。

MacBook Pro は、メインストリームのメディアからは賞賛ときらびやかなレビューを受けたものの、アーリーアダプタからは複数の苦情が出ていた。

彼らによると、スリープ解除後に AirPort が自動的にネットワークに再接続に行かず、信号がランダムに、しかも突然、最低レベルにまで低下してしまうという 問題に直面していた

MacBook Pro の第一陣にはまた、照度をもっとも低い設定にするとコントロール不能な点滅をおこす LCD ディスプレイもあった。そして、もちろん、発熱の問題もあった。

DailyTech によると、手で触ったり、直接ひざの上に置けないほど発熱する MacBook Pro もあるとのこと。F キーの上の部分やマシン下部が特に熱くなるとのことだ。

Apple はしかし DailyTech に対し、MacBook Proそこまで熱くなることは決してあり得ない と語っていた。代表者によると、「そんなことはないはずです。もしそこまで熱くなるようであれば、MacBook Pro を返品してください。アップデート版と交換させていただきます。」

DailyTechApple の代表者とのインタビューの中で、Apple は前述すべての問題に対処すべく作業を進めており、新しく出荷する MacBook Pro ごとにロジックボードのアップデートを密かに、しかし継続的に行っていることも突き止めている。

Apple のロジックボードは現在、第 3 世代か第 4 世代にまで達しているとのこと。リビジョン D モデルは W8611 から、リビジョン C は W8610 から始まるという。ロジックボードのリビジョンと連携してシリアル番号も変更されているのは、この場合偶然かもしれない。というのも 2 つ続く数字 (例:「10」 と 「11」) は、そのノートブックが製造 [アップデート] された週をあらわしている可能性もあるからだ。

しかし Apple は、リビジョン D および以降の MacBook Pro には、前述した問題も含めて、複数の既知の問題への修正が施されていると明らかにしているともされている。しかし、どのリビジョンで、複数の MacBook Pro オーナーが経験している非常に不愉快な金属音が解決できているのかは不明だ。これまでのところ、この問題を解決する方法は、コンピュータを再起動するたびに、ウィジェットか PhotoBooth を立ち上げるという方法しかない。

一方 Apple は引き続き好調な MacBook Pro の注文を満たしており、オンラインストアでは需要と供給のバランスが取れる状態にまでなっているようだ。現在、出荷予定時期は 24 時間となっている。ただし、全体的には以前として、やや偏りがあるようだ。

MacBook Pro を即日出荷できるとしているほかの量販店には Amazon.com がある。同店ではボーナスとして、1.83GHz モデル および 2.0GHz モデル に対して 150 ドルの値下げを行っている。