AppleInsider Briefly: Mac で Vista;上空で iTunes;MS iLife?

Briefly: Vista on Macs; iTunes in-flight; MS iLife?
By Katie Marsal
Published: Tuesday, April 11, 2006 09:45 AM EST

少なくともひとりの Mac ユーザが Intel Mac への Microsoft Vista オペレーティングシステム・インストールに成功し、一方では航空機から iTunes へのアクセス実現を声高に報告する複数のレポートや、MicrosoftAppleiLife 代替品の開発を推し進めているとのレポートが寄せられている。

Intel Mac で走る Vista

熟練の Mac ユーザが、まだ正式発表されていない Microsoft の次世代オペレーティングシステムIntel Macインストールし、起動させる 段階までこぎつけた。ただし、そのプロセスは多難なものだったようだ。

OSx86 Project サイトによると、Vista のインストールは、最近発表された Boot Camp をもってしても、かなり困難なものだったようだ。複数のユーザがインストーラを実行できる段階まで辿りついたものの、実際に Vista を起動し実行できる段階まで持っていけたのはこのユーザのみとみられる。

その人物は、VistaIntel Mac で動作している スクリーンショット を撮影したものの、OS を起動させるために Mac OS X 用のパーティションを削除せざるを得なかった語っている。

iTunes が航空機のシートに登場?

これは面白いニュースだ。Aircraft in-flight entertainment (IFE) のシステムプロバイダらが、iTunes メディアダウンロードソフトウェアを航空機で採用されている独自システムで採用できるよう、ライセンス権をめぐって Apple と交渉しているようだ

この交渉が成立した場合、乗客は搭乗中にマイレージポイントを使って楽曲やビデオを iPod ダウンロードできるようになる、と Flight Global は伝えている。

「私たちは Apple と多く話し合いの場を持ってきました」 と Thales のバイスプレジデント兼機内システムのジェネラルマネージャである Brad Foreman はハンブルグで先週開催された Aircraft Interiors Expo で語った。「重要なのは、飛行機に iTunes を搭載することに価値を見出してくれるかどうかです。彼らにとって関心を寄せるに足るだけに大きな市場かどうか? 彼らが yes と答えてくれるのなら、明日にでも実行に移したいほどです。」

Apple は、航空業界市場での可能性に気づいてはいるものの、機内システムにラインセンスするためには自社の iTunes FairPlay デジタルデジタル権利管理 (DRM) ソフトウェアに手を加えて、フライト中にダウンロードした楽曲をユーザが帰宅した際にコンピュータにと転送できるようにしなければならない。

一方、「複数の航空会社」 が、将来の機体のシート背面に iPod ドック (または USB ポート) を設置することを求めている。これにより、乗客が航空会社の IFE システムから iTunes を閲覧し、MP3 プレーヤーにダウンロードできる。

Microsoft が独自の iLife スイートを開発中?

Microsoft は、AppleGarageBand と競合する製品を 開発しており、「Monaco」 というコード名がつけられているという。Microsoft Watch によると、同ソフトウェアは Apple が販売しているエントリーレベルの音楽作成アプリケーションに 「非常に似ている」 とのことで、Vista とその OS X のような 「Aero」 ユーザインターフェースに最適化されているという。

事実、Microsoft は、独自のデジタルライフスタイルパッケージを投入し、 真っ向から AppleiLife に勝負を挑む可能性もある、と同記事では仄めかしている。このニュースは、Microsoft が 「Max」 というコード名の画像共有アプリケーションも独自に開発しているという噂でさらに信憑性を持って語られるようになっている。