AppleInsider: Apple が次世代 iPod 向けチップメーカーに Samsung を選択

Samsung Electronics は最近、新たなマイルストーンを記録した。Apple Computer が、同社の次世代 iPod で用いる新 MP3 メディアプロセッサを PortalPlayer 社製のものから Samsung 社製のものへと乗り換えたからだ。

Samsung 幹部は、水曜日に開催された SEMI Strategic Business カンファレンスでの講演のなかでこの発表を行った。

PortalPlayer は先週、Apple が来る iPod ミュージックプレーヤーで、同社の次世代メディアチップを採用しない【和訳】との決定をしたと発表していた。これを受けて PortalPlayer の株価は、2 日間で 45% も値を下げた。

「PortalPlayer が急落したのは知っています」と Samsung Semiconductor Inc. でテクニカルマーケティンググループを率いるシニアバイスプレジデントの Jon Kang は語っている。「今回の契約を獲得するのは私たちだとの自信がありました。」

Kang は自社のチップを「PortalPlayer キラー」と呼んでいる。同チップは、ARM Holdings が提供する 32 ビットプロセッサテクノロジーをベースにしているとされる。

Kang は講演後の短いインタビューのなかで、今回の契約が現時点での世界最大の LSI チップ注文となることを明らかにした。「私たちは、長い間 Apple と協力関係にあります」と彼は語っている。「これは私たちにとって非常に大きな資産です。」

彼は続けて、Samsung はまた Apple の iPod で使用される NAND フラッシュの「大部分」を提供しているとも語った。