AppleInsider: Apple による新 3.2GHz Xeon 大量買付の噂

Rumor has Apple hoarding supply of new 3.2GHz Xeons

By AppleInsider Staff

Published: Friday, October 5, 2007 05:00 PM EST


Apple は、来月 Intel のハイエンド Penryn ベースの Xeon マイクロプロセッサが発売される際には、より良い部分を手にしようとしている、となにやら怪しげなレポートが日本から寄せられている。

Apple 関連の報道実績は疑問の余地がある Inquirer によると、東京の消息筋の話として、Apple が近く発売予定の Intel の 3.2GHz クアッドコア Xeon プロセッサを同社次世代の Mac Pro ワークステーション用に「事前予約」したという。

「Harpertown」とのコードネームで呼ばれる 45nm チップは、確かに現行の Mac Pro で使用されているプロセッサの後継機にあたるもののひとつだ。 8 月に Intel から リークされた 価格によると、一台あたり裕に 1,000 ドルを超えるが、Mac Pro 一台あたり 2 つのチップが必要とする高級な Apple デスクトップに納められるという。 さらに、AppleMac Pro の基盤アーキテクチャをアップデートして、1,600MHz のフロント・サイド・バスを扱えるようにするという。

最近の Apple のラインアップでこうしたシステムに相当するのは、カスタム設定された 8 コアの Mac Pro だ。同機は、2 基の 3.0GHz Quad-Core Intel Xeon「Clovertown」プロセッサを 1,333MHz のフロント・サイド・バス上で動作させ 4,000 ドルで販売されている。 報道では、Apple はこうしたニッチなマシーンを売りたくて仕方がないようで、Dell や HP といった他の PC 製造会社は、ライバル製品として発表できるような 3.2GHz チップを充分に供給できていないという。

Inquirer の報道が俄然怪しくなるのは、同サイトがさらに、Apple はまた同社の「メインストリームボックス」のために Intel が予定している Yorkfield Extreme チップを大量に要求している、とまでしている点だ。 残念ながら Apple のメインストリームボックスは iMac であり、同モデルはモバイルチップをベースにしている。また Yorkfield は Core 2 Quad (Kentsfield) の後継であり、これは Apple がこれまで一度も採用したことがないチップファミリーをベースにしている。

とはいえ、Intel は今年はじめ、同社が Apple に前述の 3GHz クアッドコア「Clovertown」チップを Mac Pro 用に、他のシステムビルダーに数ヶ月も先駆けて 特別に供給する ことを確約している。 そのため、「Harpertown」をめぐる報道も完全には排除できない面がある。

8 月に Intel によって誤って リークされた 「Harpertown」関連の情報によると、同チップは 11 月 11 日に発表が予定されているという。

Apple Mac Pro (DualCoreWoodcrest Xeon-2.66GHz×2 メモリ1GB HDD250GB GeForce7300GT 256MB) [MA356J/A]

Apple Mac Pro (DualCoreWoodcrest Xeon-2.66GHz×2 メモリ1GB HDD250GB GeForce7300GT 256MB) [MA356J/A]