AppleInsider: iPhone のロック、DRM 特許侵害で訴えられた Apple

Apple sued over iPhone locking, DRM patent violations

By Katie Marsal

Published: Monday, October 8, 2007 02:10 PM EST


Apple 新たに 2 件の訴訟に巻き込まれた: そのひとつは Apple が同社のタッチスクリーンハンドセットのロック解除版を永久に使えなくしたという反トラスト法違反をめぐって、もうひとつは、同社が -- 他の複数の大手テクノロジー企業およびアダルトメディア出版社とともに -- DRM 関連の特許を侵害しているというものだ。


レンガ化した iPhone をめぐる訴訟

カリフォルニア州の住民 Timothy Smith は金曜日、iPhone ユーザに対して AT&T 以外の携帯電話サービスを利用・購入できないようにすることで Apple は州が定める Cartwright Act を侵害しているとして、同社に対する 集団訴訟を起こした

同訴訟は Smith の代理人で、iPhone のレンガ化をめぐって Apple に対する集団訴訟原告メンバーを探していた Damian Fernandez によって申請され、従来からの著作権法やより新しい Digital Millennium Copyright Act を引き合いに、携帯電話のロック解除は完全に合法であるとしている。

正式な告訴では、金銭的な損失についてまだ要求をしておらず、Apple がいかなるソフトウェアロックを備えた iPhone を販売しないよう、裁判所に対して差し止め請求を行うように求めている。 また、ロック解除した iPhone ユーザに対して Apple が補償サービスを拒否すること、iPhone ユーザに対して AT&T のサービスを利用するよう求めることを禁ずるようにも求めている。


DRM 特許侵害をめぐる訴訟

一方、AppleInsider の得た情報によると、Apple は金曜日、Microsoft、Blockbuster、Sony、そして Macrovision といった大手デジタルメディアや、Playboy や Hustler といったアダルトコンテントプロバイダと共に、新たな特許侵害訴訟で名指しされてもいた。

この 11 ページにわたる苦情は、特許 訴訟を起こしやすい テキサス州タイラーに提出され、各企業を相手に、2002 年 5 月に Digital Reg of Texas, LLC に認められた「Regulating Access to Digital Content (デジタルコンテントへのアクセス制御)」を定めた合衆国特許 #6389541 を侵害していると訴えている。

「情報および信条に照らして、Apple は、本地区および合衆国のその他の地域において DRM テクノロジーを組み込んだデジタルコンテントを作成、使用、提供、販売提供、そして (直接または仲介経由で) 販売することで同 [...] 特許を侵害した過去および引き続き侵害し続けている」と訴状は主張している。 「Apple は当該コンテントを同社の iTunes Music Store および iTunes Wi-Fi Music Store を通じて提供している。 Apple はさらに、同社の iTunes Player を通じて DRM を組み込んだデジタルコンテントに対してコントロールされたアクセスや再生能力を提供している。 Apple はまた、同社の FairPlay Platform を通じてデジタルコンテントへのアクセスをコントロールしている。」

Digital Reg は、各被告による侵害の結果として損害賠償を求めるとともに、各社がこれ以上の侵害をしないような恒久的な差し止め命令、弁護士費用、そして各企業による『故意で計画的な』行為の結果もたらされた損害 (額) に対する、『最大で 3 倍まで』の金額のうち、裁判所が適切とみなす上限額での賠償を求めている。

Digital Reg は陪審員におる裁判を要求している。