AppleInsider: Apple eMac の終焉

Saying goodbye to Apple's eMac
By Kasper Jade
Published: Wednesday, October 12, 2005 04:10 PM EST

AppleeMac コンピュータは間もなくコレクターズアイテム以上のものではなくなる。

教育機関に向けた eMac の登場 から僅か 3 年後、Apple はこのモデルの販売を打ち切る予定である、と消息筋が伝えてきている。

eMac は 2002年 4月 29日に発表されたオール・イン・ワンデスクトップで、「これまでで最もお求め安い G4 システム」 とのコピーが付いていた。同モデルには、700 MHz PowerPC G4 が搭載され、17 インチのディスプレイと一体型になっていた。

それから 3 年あまりが経過し、eMac には僅かなアップデートしか施されず、最近は 1.42GHz へとアップグレードされたのみだ。しかも Apple はこの更新を、プレスに通知することなく 5月に ひっそりと送り出した

eMac は、低コストで一体型の 「コンプリート版」 を必要としている教育機関に資するという当初の目的を達したとはいえ、CRT ベースの同モデルは時代遅れの感が否めなかった。

Apple は今日、教育機関のカスタマーに向けて、新しいフラットパネルを供えたより格好の良い iMac を、低コストのソリューションとしては 500 ドルを切る Mac mini を提供している。

Apple にとって、eMac のデザインはデザイン更新の足枷にもなってきていた。業界の情報筋によると、eMac の一体型筐体は製造に最もコストのかかる部品となっており、簡単には変更できないものだったという。

火曜日の午後の時点では、AppleeMac の終焉を公式に伝える通知こそ出していないものの、この問題に詳しい消息筋によると、新しいモデルは期待しないように告げられたという。

eMac 打ち切りのさらなる証拠として、Apple の Web サイトやオンラインストアから、eMac に言及する部分が消えている。

Apple は在庫がなくなるまで eMac の販売を続けるとみられている。