AppleInsider: iPod の需要は 11 月にかけて伸張

iPod demand rising heading into November
By AppleInsider Staff
Published: Monday, October 31, 2005 11:00 AM EST

年末商戦が足早に近づいている中、Apple の海外製造施設では iPod の製品ファミリーの 3 モデル全ての需要を満たすべくフル稼働している。

AppleInsider が目にしたデータによると、やや時代遅れの感じが漂ってきた iPod shuffle の注文が伸びており、特に 512MB モデルは、オンラインのディスカウントショップでは 90 ドル以下 で販売されている、ということが明らかになった。shuffle の売れ行きに関する最近のアナリストによる報告と併せて考えると、この年末商戦での shuffle の売り上げは 予測を上回る和訳】 可能性も出てきた。

一方の薄型 iPod nano のほうは、先週末の時点で、合衆国を拠点にする二軒の有名ディストリビュータのうちの一つが 100,000 ユニットの注文残高を抱えている。注文データを参考にすると、nano の需要は週を追うごとに上昇している。2GB モデルの注文も 4GB モデルと比較してもほとんど差がないようだ。

nano の注文残高が、コンポーネント不足によるものなのか、大型店による年末商戦を見越した先行セールによるものなのか、あるいは両者の複合によるものなのかは、不明だ。最近の噂によると、Appleフラッシュメモリーの件とは関係なく iPod nano の不足に直面するかもしれないという。ただし、この噂はまだ確認されていない。

Apple の新しい第五世代 iPod の注文も好調で、ある Apple ディストリビュータは、先週の時点で 50,000 件近い注文残高を抱えているという。ブラックモデルも引き続き品薄状態が続いているが、Amazon.com のような Apple 認定販売店は、30GB および 60GB モデルの出荷可能時期を白字で書いていることから、iPod の供給が徐々に改善していることが窺える。

Apple の合衆国内のディストリビュータ Ingram Micro および TechData は認定小売業者を幅広く手助けしており、同社のオンラインショップと販売店舗とを分離している。そのため、二社の iPod の受注数および販売数は微々たるものになっている。

Appleコンポーネント不足および製造遅延問題を回避できれば、1000 万ユニットとしているウォール街iPod の今期販売予測を問題なく上回ることになるだろう。

極東からの信頼できる消息筋が AppleInsider に語ったところによると、Apple の nano および第五世代 iPod の製造状況は 「目が眩むような勢いが続いている」 という状態で、12 月までの間、一ヶ月に 400 万台近くを販売する見通しに備えて準備をしているとのこと。

しかし、iPod nanoポリカーボネイト製カバー に関して懸念が増していることが、この年末商戦での全体の売り上げにマイナス要因として働くかどうかは不明だ。



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