AppleInsider: UBS が Intel Mac の早期登場を考慮して Apple の評価を引き上げ
UBS raises Apple estimates, says Intel Macs may come early
By Katie Marsal
Published: Monday, November 7, 2005 11:00 AM EST
UBS Investment Research は、現在の Apple の強力な製品ラインアップと Intel ベースの Macintosh コンピュータの早期登場予測を受けて、同社の予測株価を引き上げたと語った。
「複数のストアを調査した後、nano や [動画対応 iPod] がもたらした熱気を受けた iPod 製品の上昇傾向に関してより好意的な見解を持っている」 とアナリストである Ben Reitzes は月曜日にリリースした調査報告書で書いている。「さらに、新しい iMac G5 が好評であるとの追加調査の結果から、iMac の売り上げが 2006 年まで上昇傾向を保つだろうとも考えている。」
nano や 「特に新しい動画対応 iPod」 が 「非常によく」 売れているという指標から、iPod 製品群による勢いが年末商戦まで続くだろうと Reitzes は述べている。また、Apple のサイトでは新 iMac の出荷予定日が 17 インチモデルでは 3-5 営業日、20 インチモデルでは 7-10 営業日と長くなっているとも指摘している。
将来に目を向けると、Apple が 2006年 1月 10日に開催する Macworld エキスポで新製品が発表される可能性があり、それが初の Intel ベースの Mac である可能性もあると Reitzes みている。「Intel が 1 月にもデュアルコアの 『Yonah』 プロセッサを投入してくるだろうとみている (現在発表を見越してベンダー向けに出荷している)。」 と Reitzes は語っている。
UBS Investment Research のセミコンダクター調査チームとの会議を受けて、Reitzes は Yonah プロセッサが Intel ベースの Mac mini にぴったりなのではないかと考えている。Yonah プロセッサは早ければ Macworld Expo でデビューできるともしている。「また Yonah チップセットが iBook に組み込まれる可能性もあると考えているが、そうなると iBook と PowerBook との間で不公平感が生まれかねないことから、このオプションの可能性は低いと判断している。」
Reitzes は続けて次のように語る 「PowerMac および PowerBook はもっと後 (2006年後半あるいは 2007年前半) になって投入されるだろうと考えている。その際には、PowerBook には Intel の Merom プロセッサ、PowerMac には Conroe プロセッサが使われるだろう。」
また、Macworld では Apple の 「デジタルハブ」 製品が拡大する可能性も Reitzes は指摘している。「Apple はメディアハブに関連して、音楽、映像、写真やその他のタイプのホームエンタテイメント向けのストレージとして機能するより斬新な製品(および関連サービス) を打ち出してくるのではないかとみている。」
Reitzes は Intel が 「Viiv」 テクノロジを 2006年初頭に投入するだろうともしている。これにより、PC を使ったホームエンターテイメントの可能性が広がるはずだ。「Apple は家庭でのデジタルエンターテイメントという分野で重要な役割を果たせる位置につけており、Apple は Intel の Viiv テクノロジを活用するようになるのではないかと思う。」 と語っている。
最近の Apple の好調を受けて UBS は、43% 収益増に基づいて 12月四半期における一株あたりの収益 (EPS) を 50 セントから 53 セントへと引き上げている。同社はまた、今四半期における Apple iPod の売上高を 1030 万ユニットから 1130 万ユニットへと上方修正している。
2006年および 2007年会計年度に関して UBS は、それぞれ、30% の歳入増に基づいて Apple の EPS 予測を $1.78 から $1.85 へと、28% の歳入増に基づいて $2.08 から $2.18 へと引き上げている。
UBS は Apple を引き続き 「Buy」 とし、目標価格を $64 から $74 へと引き上げている。