AppleInsider: 二種類の Mac OS X 10.4.4 プレリリースが開発者に向けて配布される

Developers receive two Mac OS X 10.4.4 pre-releases
By Tariq
Published: Thursday, November 17, 2005 11:00 AM EST

Apple Computer の Mac OS X 10.4 "Tiger" の次期メンテナンスアップデートである Mac OS X 10.4.4 初のプレリリースが Apple Developer Connection メンバーに向けて発表されたことが、消息筋およびすでにインターネット上に公開されている複数の報告から明らかになった。

現在のところ、開発者は 26MB のアップデートビルドを二つ受け取った模様で、そのうちの一つは月曜日に届いたとのこと。これは 当初の予測和訳】 よりも一週間ほど早い。

届いたビルドには Mac OS X 10.4.4 build 8G7 という名前が付いており、AppleMac OS X 10.4.3 のリリースに施した 24 件以上の修正や拡張を列挙している、という複数のタレ込みがあった。開発者は各自の専門分野での検証作業に集中するように要請されており、作業分野として Bezel Services、CoreAudio、DVD Player、Quartz、ソフトウェアアップデート、そしてビデオカンファレンス機能などの分野が含まれているという。

消息筋によると、Quartz Composer -- Mac OS X 10.4 と共に提供されているグラフィカルデータを処理・描画するための開発ツール -- への変更が、build 8G7 に施されているバグ修正や拡張の約半数を占めているとのこと。また他の改良点では、iMovie、Sync Services、GarageBand、そして CoreImage を対象にしている、とも伝えられている。

これに続いて公開されたシードは水曜日夕方にリリースされたもので、Apple は開発者らに USB や FireWireBluetoothFirewall といった I/O 関連の処理の検証に集中するよう要請している。同社はまた、 Safari.Mac iDisk RSS Synching の問題検証も要請している。

この二番目のビルドには OS X 10.4.4 build 8G9 との名前が付いており、既知の問題がわずか一件含められているだけだ。ビルドに添付されている資料によると、これまでのところ Mac OS X 10.4.4 には Mac OS X 10.4.3 以降 40 以上の分野に変更を施してあるとのことだ。

Mac OS X 10.4.4 は、11月半ばからシードプロセスが始まり 12月の第二週で終了するという 開発スケジュール和訳】 にのっとって推移するものとみられる。


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