AppleInsider: Apple が iPod Hi-Fi、iPod Boombox の商標を申請

Apple files for iPod Hi-Fi, iPod Boombox trademarks
By Kasper Jade and Katie Marsal
Published: Saturday, January 14, 2006 02:50 PM EST

Apple Computer は香港の Intellectual Property Department と共に、iPod をあらわす新しい 2 件の表現を商標として登録するよう求める申請を提出したという情報を AppleInsider は入手した。これらは、まだ姿を現していない iPod 関連製品・サービスを表すものとみられる。

2005年 9月 20日に提出された申請で Apple は、「iPod Hi-Fi」 という商標登録を申請している。音声や画像、ビデオを現行モデルよりより忠実に再生できる iPod を指しているようだ。ただしこの表現は、同社が投入したビデオ再生機能を備えた 第五世代 iPod和訳】 を指すとも考えることができる。

Apple が申請した iPod Hi-Fi に関する説明では、「コンピュータ、コンピュータハードウェア、コンピュータ周辺機器、ハンドヘルドコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント、電子オーガナイザ、電子手帳、音声、画像、あるいはデータの録音、転送および再生のための装置」 というように機器を幅広く説明している。

これとは別に、消息筋は、Apple はより高い解像度を備えるディスプレイを備え、表示領域を 1 インチ程拡大した iPod モデルを開発していると語っている。同社がそのような機器を発表するのか、あるいはいつ発表するのかは不明で、これ以上詳しい情報は得られていない。

一方、2 番目の申請は Apple が 6月 13日に提出したもので、「iPod Boombox」 という語句に対する商標認可を求めている。こちらの説明も幅広いもので、iPod Hi-Fi での申請と同じ表現を使った説明をしている。

興味深いのは、Apple は 最近サンフランシスコで開催された Macworld Expo で、「iPod コンパニオン」 製品と共に 新しい消費者向け電子機器和訳】 を投入すべく準備を進めている、との情報を信頼できる消息筋が 12月に伝えていたことだ。

AppleInsider に伝えられているそうした製品のうちのひとつは、まさに iPod Boombox和訳】 で、「これまで誰も目にしたことがないようなラジカセ」 で、「Apple がこれまで発表してきたいかなる製品」 とも全く趣を異にする、と消息筋は語っている。iPod Boombox は登場しなかったものの、同じ記事で 言及されている和訳iPod Radio和訳】 製品は実際に登場した。

iPod Boombox が実際にはどのようなものなのかは正確には分からないが、少なくともあるジャーナリストは、「はるかにクールな」 Apple 製品がもともと計画されていたものの、直前になって Apple CEO Steve Jobs の基調講演からは 割愛された と語っていたことが報じられている。

合衆国特許商標局に iPod Hi-Fi および iPod Boombox が申請されたとの記録は残っていない。