AppleInsider: 好材料のなさで Apple 株が下落

Lack of "good news" sends Apple shares tumbling
By AppleInsider Staff
Published: Monday, February 6, 2006 04:30 PM EST

Apple Computer Inc. の株価は月曜日、この 2 ヶ月内で最も低い水準にまで下落した。これは、同社株をめぐる良いニュースがしばらくは見込めないという懸念からではないか、と MarketWatch が伝えている。

Apple 株は 4.15 ドル値を下げた。これは午後の時点での 67.80 ドルのほぼ 6% にあたる。同株は、当会計年度初日から今日にまでの最高値 86.40 ドルをつけた 1 月 12 日から 22% 下落したことになる。同社株が 70 ドルを切ったのは、68.81 ドルを付けた 12 月 1 日以来のことだ。

今回の Apple 株の下落は、音楽市場において GoogleMicrosoft による追い上げをめぐる 投資家らの最近の懸念和訳】 によるものではなく、同社が目覚しい成長率をこのまま維持できるのかといった疑念によるものであるようだ。

「先の四半期に Apple は、1400 万台の iPod を売り、57 億 5000 万ドルの売上および 5 億 6500 万ドルの収益を上げた。これが、Apple はこの先どれだけの間そうした成長率を年ベースで維持できるのかといった懸念に油を注いだかたちになった、と Monetta Select Technology Fund のマネージャ Robert Bacarella は語っている」 と MarketWatch は伝えている。

Barcarella は、「良いニュースは出尽くした。簡単に収益を上げられる時期は終わったのだ」 との見方が市場に広がっている、と語っている。しかし彼はまた、Apple 株を手放さなければならないという兆候は見られない、とも語っている。

「人々はひとまず [利益を] 確定したがっているのではないか、と感じる*1」 と Barcarella は述べている。「株に活気が見られないので、ひとまず利益を確保したいのだろう。もし本当に悪いニュースがあったとしたら、[株は] 現在よりももっと前の時点で急落していただろう。」

*1:My gut feeling is that people are taking some [profits] off the books