AppleInsider: Intel が 2007 年初頭にもクアッドコアサーバチップを出荷予定

Intel to ship quad-core server chip in early 2007
By Katie Marsal
Published: Monday, February 13, 2006 11:00 AM EST

Intel は、2007 年初頭にも 4 つのコアを搭載した同社初のプロセッサを集荷する予定だ、と同社の上級幹部が金曜日に語った。

新しいチップは、Clovertown というコードネームが付いており、4 つのプロセッシングコアを搭載し、より高速なデータ処理が可能で、複数のアプリケーションプロセスを同時に実行できるという。さらに、こうした要素を満たしつつ、シングルコアデザインよりもエネルギー消費が低くなる、と金曜日に Intel の CTO Justin Rattner が記者に対して語った。

新チップは、Xeon と呼ばれる Intel のサーバチップに加わる予定だ。このシリーズは同社にとって大きな利益をもたらしており、数十億ドルに上る売上高を記録している。ただし、同ビジネスは最近、カリフォルニア州サニーヴェールに拠点を置き、Opteron という独自ラインアップを擁する AMD からの厳しい追い上げにさらされている。

Rattner は、Clovertown チップセットが順調に開発軌道にのっている証として、新しいマイクロプロセッサを 2 基搭載して稼動しているサーバのデモンストレーションを行った。ただし、4 つすべてのコアがひとつの基盤に乗っているのかや、Clovertown が 2 つのデュアルコアチップを貼りあわせたものなのかについてはコメントしなかった。

「この新しい設計の検証作業を順調に進めています」 と同社の Web サイトに掲載されたインタビューの中で述べている。「非常に優れたパフォーマンスを発揮することが明らかになったので、皆さんにお見せできると判断しました。」

Intel は同チップを 65 ナノメートルプロセッサとして製造し、2007 年初頭 -- 大口顧客向けには早ければ 2006 年終盤 -- にリリースする予定だ、と Rattner は語った。

Rattner はまた、この先 10 年以内に、ひとつのチップに何十あるいは何百というコアを搭載することになるだろうとも語った。「これは、一本のピンの上に何人の天使を乗せることができるか?ということです」 と彼は言う。しかし、彼はまた、8 または 16 個という大台を打ち破るには、どうやって十分なシステムメモリを確保するか、こうした新機能をソフトウェアアプリケーションでどう生かすかについて開発者を啓蒙するという面で、大きな試練が待ち構えていることも認めた。

Clovertown のニュースは、Apple ウォッチャーにも興味深いニュースではないだろうか。というのも、AppleXserve エンタープライズサービスの Intel プラットフォーム移行についてはほとんどニュースが流れてこないからだ。

前回 Xserve に大きなアップデートがあったのは、2005 年 1 月という 1 年以上前 のことだ。この時 Apple はサーバをデュアル 2.3GHz PowerPC G5 プロセッサへとアップデートしている。