AppleInsider: 最近の iPod 訴訟が Apple 株に影響
Latest iPod lawsuit weighs on Apple shares
By Prince McLean
Published: Monday, February 13, 2006 09:00 PM EST
Apple Computer の株価が月曜日下落スパイラルをたどった。今回は、iPod nano の画面が判読不能なまでに傷つきやすいという新たな訴訟が起こされたためだ。
この訴訟はカリフォルニア州ロサンジェルスに拠点を置くFoundation for Taxpayer and Consumer Rights が起こしたもので、集団訴訟としての形を模索し、Apple に影響が出たすべての iPod nano のリコールと製品取替えを要求している。
「このモデルは、美しくお洒落な機器としてマーケティングされてきましたし、実際に美しくお洒落です。しかし、こうした特長は数週間も使えば跡形もなく消えてしまいます」 とこの訴訟を行った代理人を務める Harvey Rosenfield は San Francisco Chronicle に対して 語っている。「Steve Jobs が iPod nano をポケットから取り出せるのなら、私たちも iPod nano を傷つけることなくポケットから取り出せるべきです」 と彼は言っている。
19 ページにわたる苦情は先週木曜日にサンマテオ郡上級裁判所に提出され、5 ヶ月前に iPod nano を投入してから起こされた一連の訴訟の最新例となる。またこの訴訟は、iPod nano のディスプレイ保護コーティングが傷つきやすいことを理由に訴えられた 2 例目でもある。
昨年 10 月、怒った iPod nano のオーナーが Apple を相手に、通常の使用においてもスクリーンが異常に傷つきやすいとして 集団訴訟を起こた 【和訳】。この訴訟では、nano の購入代金の顧客への返還と、Apple が nano の売り上げから得た利益の配分を求めていた。
Apple は、iPod nano ディスプレイのうちわずか 1% で説明不能な亀裂が入るという 「実在する、しかし些細な問題」 であるとして認めているものの、プレーヤーの画面や保護コーティングに問題があったとは 認めていない。
「iPod nano は、第 4 世代の iPod と同じ高品質なポリカーボネートプラスチックでできています」 と Apple は昨年 9 月の声明で述べている。この問題に関する同社の公式スタンスは、多数ある保護ケースを利用して iPod nano を擦り傷から保護してほしい、というものだ。
