AppleInsider: Apple の 15 インチ MacBook Pro を詳細検分

A closer look at Apple's 15-inch MacBook Pro
By Prince McLean
Published: Wednesday, February 22, 2006 12:20 PM EST

Intel ベース初の Apple MacBook Pro プロフェッショナル向けノートブックコンピュータが合衆国内では届き始め、消息筋や情報筋からシステム内部について詳細な情報が寄せられてきている。

プロセッサはアップグレード不可能

これまでで最も興味深い発見は、MacBook ProCore Duo プロセッサが、ソケットではなく、メインのロジックボードに直付けされており、そのため、購入後にはアップグレードできないようになっていることだ。MacBook Pro をより速いプロセッサへとアップグレードする唯一の方法は、Appleオンラインストアから 2.0GHz MacBook Pro Core Duo を注文する際に 2.16GHz (300 ドル追加) オプションを選択することだ。

ワイヤレスのコンボカードはなし

iMacIntel チップへと移行した際に施された変更と同じく、MacBook Pro の AirPort と Bluetooth ワイヤレスコントローラは、システムボード上の別の場所に設置されている。ApplePowerBook G4 コンピュータでは、ワイヤレステクノロジーとして単一の 「コンボカード」 が使用されていた。

Apple にとって大きな一歩となったのは、新しい AirPort カードが、帯域幅や互換性がより良くなると見られる mini-PCI Express カードになったことだ。mini-PCI Express は標準的なソケットで、内部で様々なアップグレードが可能だ。しかし、アップグレード可能なように Apple が同テクノロジーを完全にサポートしているかどうかは不明だ。

また、AppleBluetooth 実装をさらに細かく見ていくと、アンテナが MacBook Pro のハードドライブ前方、ユニット全体では左前隅に設置されていることが分かる。

MagSafe と SuperDrive

消息筋は、MagSafe 電源アダプタをつなげるために使用されている磁石は、興味深いことに、MagSafe 側ではなく、MacBook Pro ユニット内部に納められていると指摘している。その結果、Apple はサービスパートナー各社に対して、MacBook Pro の電源ポート付近に磁性を帯びた物を置かないようユーザに警告するように伝えたとされている。

ノートブックとともに出荷されている 85W の携帯電源ブロックも、現在 販売が終了した 15 インチ PowerBook G4 に付いてくる電源ブロックよりもやや大きいようだ。

MacBook Pro に納められている SuperDrive は、二層式 DVD+R ディスクを焼くことができないが、読み込むことはできる、と消息筋は伝えている。

システムソフトウェア

極東の Apple 製造施設から発送された MacBook Pro 第一陣は、Mac OS X 10.4.5 build 8G1453、Boot ROM version 0044.02、System Management Controller version 1.2f7 そして Infrared Firmware v109 が搭載されている、と消息筋は伝えている。

同ノートブックに納められている Mac OS X アプリケーションで目立つ他のソフトウェアは、Mac OS X オーディオ環境設定ペインのサウンドエフェクトタブにある 「Play Front Row sound effects」 というオプションが追加されていることだ。

Appleオンラインストアは引き続き、MacBook Pro の新規注文に対する出荷予定時期を、設定に関係なく最大 4 週間と表示している。消息筋は最近、遅れの原因を分析し、Intel iMac Core Duo と 15 インチ MacBook Pro の両モデルで使用されている、ある 共通コンポーネント 和訳 の不足が遅れの原因だとしている。