AppleInsider: Apple が MCI のデータセンターを購入
Apple buys data center originally built for MCI
By AppleInsider Staff
Published: Monday, February 27, 2006 10:00 AM EST
Apple Computer が、カリフォルニア州ニューアークにある、高度な設備を持ちながら、一度も稼働したことのないデータセンターを購入した、と San Jose Business Journal が伝えている。
Apple は、4500 万ドルから 5000 万ドルほどで 107,000 平方フィートの施設を購入*1 した模様で、急速に息を吹き返し供給が逼迫し始めているシリコンバレー地区のデータセンターをめぐる、新たなエピソードの一話となっている、と同記事にはある。
同施設は、Eureka Drive の 39800 地区から 39840 地区に広がっており、もともとは通信会社の MCI WorldCom によって建設され、2001 年に完成してからは一度も使われることなく休止状態になっていた。
記事によると、このニューアークにある施設のようにもっとも高度な設備を持つ 「Tier IV」 レベルのセンターは、もっとも高度な冗長性とセキュリティーを備えており、一平方フィートあたり 1,200 ドルものコストがかかっているという。
しかし、Apple は、テキサス州ダラスに拠点を置く Stream Realty Partners から購入するにあたって、一平方フィートあたり 450 ドルしか支払っていない。Stream Realty Partners は、安値でデータセンターを購入することを目的とした投機的な資産運営を行っている。
カリフォルニア州サンノゼにある Colliers International の Gregg von Thaden は、Apple がシリコンバレーに持つ不動産の管理をになっている人物だが、その彼が Apple に対してニューアークの売買取引を持ちかけたと言われている。von Thaden 氏はまた、Apple がカリフォルニア州クバチー Ridgeview Ct. の 10400 地区から10450 地区にある 116,830 平方フィート*2 のオフォイススペースを 最近購入した 【和訳】 際にも中心的な役割を果たしている。
クパチーノの施設は、所有者である Grosvenor International から直接借り受けた約 56,315 平方フィート*3 と IBM から転借している 60,515 平方フィート*4 からなる。
