AppleInsider: BofA は新 iPod の今年半ばの登場、 2007 年初頭までに iPhone 登場を予測

BofA sees new iPod mid-year, iPhone by early 2007
By Katie Marsal
Published: Sunday, April 9, 2006 03:00 PM EST

Bank of America は金曜日、パーソナルコンピュータ市場での成長可能性がいまだに不透明なこと、コンピュータの売上の伸び悩みの兆しがあると指摘して、Apple Computer の 3 月期および次期 2 会計年度に向けた当社予測をやや下方修正した。

Bank of America は最近、3 月期の自社予測を 1 セント下方修正し、ウォール街平均の予測よりは 2 セント高い 46 セントにした。2006 年営業年度に関しては、自社の予測から 6 セント下げて 2.09 ドル (一方のウォール街の平均予測は 2.12 ドル)、2007 年営業年度について BofA は、一株 あたりの収益を 2.40 ドルとしている。

それでも同社は、Apple が今月後半にも、1 月から始まった 3 月期には iPod 950 万台を売り上げたことを発表しするだろうと予測しつつ、「iPod の成長は引き続き堅調となるだろう」 と指摘している。

同社は 2006 年における iPod の展望は明るいものの、パーソナルコンピュータ市場での Apple の成長には複数の疑問があるとしている。

「昨年の 12 月期に Apple は、世界市場で過去 4 四半期から 10 ポイントも成長している」 と Keith Bachman は先週末前にクライアント向けに発表された調査報告書のなかで述べている。「2006 年 3 月期終了後、 Apple はシェアを伸ばさなかったばかりか、先の 4 四半期にわたってシャアを失ってさえいる、とわれわれは判断している」 として、AppleIntel 移行が原因である可能性が高いと指摘している。

Apple は、ソフトウェアの後押しを受けて、CPU/PC での競争でも優れた製品を送り出してくるだろう」 とアナリストはクライアントに語っている。「しかし Apple の CPU は、成長率の低い地域 (合衆国、日本および西ヨーロッパ) での付加価値製品を象徴するものだ。」 その結果として、Apple の CPU 事業ではわずかなシェア伸張しか望めないともしている。

「公正を期すと」 と Bachman は書いている 「われわれの CPU 出荷台数伸張予測の下げ幅は Boot Camp の登場でわずかなものに留まっている。」Boot Camp によって次のような 「移行組み」 に 「安全網」 を提供するかたちになったと指摘している:a) Mac では利用できないアプリケーションを使用でき、b) Windows のみでしか利用できない可能性が高い経済管理ドキュメントといった古い記録にアクセスできる PC だ。Bachman は加えて、Boot Camp の登場によって、家庭から企業の VPN にトンネルを作成して、業務用アプリケーションにアクセスしたいユーザにとって移行しやすくなる可能性もあるとも指摘している。

BofA は引き続き、成長鈍化による株価収益率への影響を懸念しつつも、同社は 「Apple の製品サイクルに好感を抱いる」 とし、6 月期 (今期) に新しいノートブックを発表し、来年までに新しい動画対応 iPod、そして 12 月期あるいは 1 月初旬にも電話を発表すると予測している。

Bank of America は引き続き Apple 株を 「Neutral」 とし、目標価格を 77 ドルとしている。