AppleInsider: Apple の新キャンパスは最高 5 億ドルになる見通

Cost of new Apple campus could top $500M
By AppleInsider Staff
Published: Tuesday, April 25, 2006 02:15 PM EST

Apple Computer の CEO Steve Jobs が先週クパチーノ市議会で、Apple は第二のヘッドクオータのための土地買収では、同社の希望額を超えてしまうかもしれないと語ったのは、単純に事実を語っていただけかもしれない、と San Jose Mercury News は報じている。

同記事によると、Apple が購入しようとしている 50 エーカーの土地評価額は 1 億 6000 万ドルに達するという。しかし、Apple が同区域にある古い建造物を壊して、新しい社屋を建てるとなると、簡単に 5 億ドルに達してしまう可能性がある と、不動産鑑定の専門家 2 人が予測している。

このような値札だと、9 件の個別物件を ひとつにまとめて 和訳 出来上がる同社第二のキャンパスは、シリコンバレーでも近年まれに見る高額事業となる可能性がある。

もちろん、Appleベイエリア内の他の地区にもっと安く土地を購入することもできる、と記事では指摘している。「Apple が深く根を下ろしているクパチーノは、そうした土地よりも魅惑的なのだ。」

Apple は現在、Bubb Road や De Anza Boulevard など、クパチーノに点在する およそ 30 棟ほどのビル 和訳 に従業員を配置しているとされている。同社は、こうした点在する拠点をひとつの大きなキャンパスにまとめることで、管理費やセキュリティ費用といった経費や頭痛の種を減らせる、と不動産専門家は指摘している。

しかし、シリコンバレーで 50 エーカーの土地をまとめ上げるというのは、資金があれば事足りるわけではない。巨大企業が自分の土地を狙っていると所有者が気づけば、言い値を上げてくるだろう、と Mercury News は指摘する。

そのため Apple は、自社の新製品と同じく、第二のヘッドクオータに関しても秘密主義を貫いている。同社は、新キャンパスのための土地収用にあたって開発企業の Hines Interests と協力関係を結んでいるとされいる。Hines Interests は最近、SummerHill Homes から 8 エーカーの土地を購入した実績を持つ。

「SummerHill の幹部には、契約締結時に Hines が Apple のために活動しているとのみ伝えられた」 と Mercury News は報じている。Hewlett-Packard も Apple に対してビルを 3 棟売却しており、来月には契約が完了すると語っている。

所有者の異なる隣接地をまとめ上げるという事業は、「アセンブリッジ」 と呼ばれるもので、密かに進められ、所有者には実際の購入者は知らされないまま進められる、とサンタクララに拠点を置く不動産業者でエグゼクティブ・バイスプレジデントを務める Philip Mahoney は同紙に語っている。「多くのアセンブリッジに関わってきましたが、静かに事を進めないと実現できません。」