AppleInsider: Intel のロードマップからクアッドコア Xeon の詳細が明らかに (更新済)

Intel roadmap reveals quad-core Xeon details
By AppleInsider Staff
Published: Monday, September 25, 2006 05:00 PM EST

Intel Corp はこれからの数ヶ月にわたって、クアッドコアXeon プロセッサから 2 つの製品ファミリーを送り出す予定だ。ひとつはサーバ向けで、もうひとつはデスクトップ向けで、コアあたりのスピードは最高 2.66GHz となることが、同社のロードマップから明らかになった。

Clovertown MP 対応クアッドコアがまもなく完成

DailyTech が入手したドキュメントによると、世界最大のチップメーカは今年後半、Xeon 5000 シリーズ という DP サーバプロセッサ -- 現在のコード名は 「Clovertown」 -- を投入する予定だとのこと。

クアッドコアかつマルチプロセッサ対応のチップは、X5355、E5345、E5320 および E5310 モジュールで、クロックスピードは 2.66、2.33, 1.86 および 1.60 GHz となると同記事にはある。モジュール X5355 および E5345 は 1,333 MHz フロントサイドバスを備え、E5320 および E5310 はそれよりもやや低い 1,066 MHz フロントサイドバスを備えるという。各チップは 8MB の L2 キャッシュサポートを備える。

Clovertown プロセッサは 1000 台を一ロットとし、X5355、E5345、E5320 そして E5310 の各モジュールはそれぞれ $1172、$851、$690 そして $455 で販売される、と DailyTech は伝えている。

Kentsfield クアッドコアデスクトップチップは Q107 までに登場

同じ記事によると、Intelクアッドコアデスクトッププロセッサとして、Xeon 3000 系の Clovertown -- コード名は 「Kentsfield」 -- を投入するという。

同チップは、X3220 および X3210 というプロセッサ番号がつけられ、最近新しく名前がついた Intel Core 2 Quadro プロセッサ と同一のもので、同じコアを共有しているという。

「デスクトップ用 Core 2 Quadro と Xeon X3000 シリーズのプロセッサとの間には、プロダクトの位置づけおよびマーケティング面以外、アーキテクチャ面およびソケット面での違いは一切ない」 と DailyTech はしている。「新しい Xeon X3220 および X3210 プロセッサは、クロックスピードはそれぞれ 2.4 および 2.13 GHz、1066 MHz フロントサイドバスを備えて登場するだろう。」

Clovertown ファミリーと同様、Kentsfield Xeon X3000 両プロセッサも 8MB の L2 キャッシュを備えるという。同チップは、2007 年第 1 四半期に登場する際には、それぞれ $851 および $690 になる見込みだ。

Intel は先の 7 月に、Clovertown および Kentsfield を、 初期の目標 である 2007 年初頭から今年の第 4 四半期へと リリースを早める と語っていた。

Kentsfield のリリースが 「2007 年初頭」 へと逆戻りしたのかどうかは不明なままだ。

更新

念のため:DailyTech は引用された記事の中で、IntelXeon (サーバ) ファミリーに焦点を当てている。しかし、Kentsfield コアをベースにしたチップはどうやらサーバ向派生品とハイエンドデスクトップ向派生品の二種類 (実質的には同一のものだが) で登場するようなのだ。サーバモデルは Xeon として、デスクトップモデルは Core 2 Extreme としてブランド化される。先に述べたパーツ番号、価格、そして仕様は Xeon モデルのものであることに注意してほしい。