AppleInsider: Safari 3 のビルドにフィッシング対策機能が登場

Anti-phishing measures already turning up in Safari 3 builds
By AppleInsider Staff
Published: Thursday, October 19, 2006 02:00 PM EST

Apple Computer の次期 Safari 3.0 Web ブラウザのユーザを保護するセキュリティ拡張が、同社の次世代 Leopard オペレーティングシステムに含まれる最新のビルドに早くも登場した。

発表された報道 によると、AppleInsider が先週 初めて紹介した 「アンチフィッシング」 機能が、Leopard のプレリリース版 build 9A283 をテストしている開発者に提供されたとのこと。

Safari 3.0 は Google の AntiTrust データベースと交信して、「疑わしい」 または誤解を招くサイトの URL を自動的に検出するという。そして、結果をダイアログボックス、または Web ページの上書き表示、またはその両者の組み合わせで表示するという。

「この Web ページは偽装されています。すぐに閉じてください」 とブラウザが表示するダイアログボックスにはある。「Google はこの Web パージが偽装であると判断しました。このページに個人情報を入力しないでください。」

Leopardbuild 9A283 で他に新しい点は、iCal インターフェースの大幅な更新や VoiceOver での 3D オーディオキュー、印刷パネルでのライブプレビュー、Preview.app での基本的なドキュメント編集、そして Time Machine を用いた AddressBook のグループやサブグループの復旧がある。

さらに Apple によると、最新ビルドの Spotlight 検索テクノロジーでは、PDF や HTML、Web アーカイブ、テキスト、QuickTime ムービーおよび 「Quick Look」 ビューの音声にも対応しているという。Time Machine のスナップショットも Spotlight から検索可能だ、と開発者らに語っている。

Leopard Safari 3 のアンチフィッシングダイアログ
Safari 3.0 の対フィッシング機能 | 写真のクレジット: TUAW

また、LeopardiChat では、iChat Theater モードのストリームを Spotlight でプレビューでき、ビデオ効果の背景を置き換えられるようにするという。