AppleInsider: Apple の Safari に新しいタブ、検索、フォーム機能

Apple's Safari to gain new tab, search and form features
By AppleInsider Staff
Published: Thursday, October 5, 2006 11:00 AM EST

Apple Computer の次世代 Safari Web ブラウザには、同社が最近開催した開発者向けカンファレンスでデモが行われた 「Web Clip」 といった大きな機能だけでなく、Web ブラウズ体験全般を向上させる複数の機能追加が行われている。

Musings from Mars への投稿によると、小規模な更新のなかでも 3 つは、Max OS X オペレーティングシステムへの次期メジャーアップデート Leopard開発者向けプレビューでも目立っていた。その機能とは、操作可能なタブ、ページ内検索、サイズ変更可能なテキストエリアだ。

操作可能なタブ

Safari 3.0 -- Mac OS X 10.5 Leopard の一部として出荷される予定 -- に登場するのは、長い Web サーフィンの最中にどんどんと増えてしまう、無数のブラウザタブを柔軟に管理できるようにするためのものだ。

AppleSafari 3.0 では、ドラッグ・アンド・ドロップでタブの並び替えができるだけでなく、タブを個別にドラッグしてブラウザウィンドウの外側におくと表示されているコンテンツごと新しいブラウザウィンドウになるというものだ。

さらに、タブ付きのウィンドウをある Safari ウィンドウから別のウィンドウへとドラッグしたり、開いているすべてのウィンドウを一つにまとめて、既存のページコンテンツを一つの Safari ブラウザウィンドウにするかを確認するダイアログをブラウザに表示させるかも設定できる。

Safari 3
スクリーンショットのクレジット: Musings from Mars

ページ内のハイライト検索

Safari 3.0 は Apple の Spotlight ツールキットとの連携をさらに深めており、あらゆる Web ページ内で特定の検索語を 「ライブで」 検索できるようにするページ内検索機能も備えている。

Safari 3.0 では、ページ内で一致した最初の単語だけをハイライトするこれまでのブラウザとは異なり、一致した検索語すべてを直ちにハイライトする。

Apple は、一致語を半透明の青色や黄色のバックグランドハイライトで表示する -- これでは場合によって見辛いことがある -- のではなく、Dashboard 用に開発された 「ライトボックス」 テクニックを実装して、Web ページの背景を暗くして一致語をスポットライトで照らすという手法を採用している。

Safari 3
スクリーンショットのクレジット:Musings from Mars

サイズ変更可能なテキストエリア

最後に、Safari 用にページを開発している Web デザイナは、ユーザの要求を満たすために TEXTAREA form 要素をいじる必要ななくなるだろう。さらに、同時に美しいページデザインを維持することができる。

Leopard Preview の一部として出荷される Safari 3.0 バージョンでは、「リサイズ」 できるコーナーがあり、ユーザはWeb ページ内のテキストフィールドを必要に応じてリアルタイムでサイズで変更できるようになっている。

Mac OS X 10.5 Leopard は、Safari 3.0 とともに、2007 年前半のリリースに向けた軌道に乗っている。