AppleInsider: 最新 Leopard ビルドの QuickLook 機能、Dashboard のチューニング

QuickLook feature, Dashboard tweaks in latest Leopard builds
By AppleInsider Staff
Published: Tuesday, November 21, 2006 06:00 PM EST


リリース前の Apple Computer の次世代 Leopard オペレーティングシステムを探検している開発者らは最近、同社のオンラインプレビューには明らかにされていないいくつかの変更や拡張がおこなわれていることに気づいた。

QuickLook (スクリーンショット 1 および 2)

例えば、Leopard の Finder には 「QuickLook」 という新しいコンテキストメニュー項目が追加されており、「Preview」 アプリケーションを立ち上げることなく半透明の Finder ウィンドウに画像ファイルの拡大プレビュー (スライドショーモードに似ている) が表示される。

QuickLook ウィンドウの下部には 2 つのおオプションが用意されており、ひとつは画像フルサイズ表示、もうひとつは iPhoto ライブラリへの追加となっている。

Time Machine (スクリーンショット 3)

Leopard では、新しい外部ハードドライブディスクが Mac にはじめて接続されたことが分かるようになっている。するとシステムダイアログが開き、そのハードドライブを Time Machine という Leopard 内蔵のファイルバックアップソフトウェアで利用できるようにするかどうかをユーザに確認する。


Dashboard Web Clip 拡張 (スクリーンショット 4)

Leopard の最新ビルド 9A303 をテストしている開発者らは、 Safari 3 の Dashboard Web Clip 機能にも改良が加えられていることに気づいた。この機能では、Web ページのあらゆる箇所をカスタムの Dashboard ウィジェットへと変換できるものだ。

Leopard の初期のプレビューリリースでは、Safari にある 「Open in Dashboard」 というボタンをクリックすると、最前面に表示されている Web サイトを含んだウィジェットを作成できるようになっていた。ユーザはそれから切り抜いたり、編集をおこなうようになっていた。

しかし最新のビルドで Apple はさらに一歩すすんで、ユーザがウィジェットにしたい Web ページの一部を Safari 内部で選択できるようにしてきた。ユーザは単に選択ツールでウィジェットにしたい Web ページのコンテンツを選択して、「Add」 ボタンをクリックするだけだ。

Spaces のインターフェース改良 (スクリーンショット 5)

最後に、Leopard Finder の浮動 Spaces パレットのインターフェースに、ささやかな改良が施されていることを開発者らは指摘している。最新バージョンでは、Appleワークスペース管理コンポーネントを表すために開発したアイコンと似たような、つやのある黒色仕上げになっている。

Apple が前回 Leopard のプレリリースディストリビュ−ションをアップデートしたのは今月初めのことで、数多くの安定性に関する問題を修正した ビルド 9A303 をシード している。


スクリーンショット


Leopard build 9A303
スクリーンショット 2:QuickLook プレビューウィンドウ


Leopard build 9A303
スクリーンショット 3:Time Machine ドライブ利用のプロンプト


Leopard build 9A303
スクリーンショット 4:Safari の拡張された Dashboard Web Clip 機能


Leopard build 9A303
スクリーンショット 5:洗練された Spaces 浮動パレット

AppleInsider では最近 Leopard について、独立した解像度OpenGL & QuickTime への改良、新しい ファイル復元ツール & Spotlight への追加機能、そして Safari への アンチフィッシング 機能の追加を報じている。