AppleInsider: Apple は第 2 の iChat ベースの携帯電話を開発中

Apple working on second, iChat-based cell phone
By Katie Marsal
Published: Monday, November 20, 2006 10:00 AM EST


Apple Computer は最近同社初の携帯電話を製造工程へとリリースしたが、メッセージ送受信機能を備えた第 2 のモデルも手がけている、とあるウォール街のアナリストは述べている。

「われわれが理解しているところでは、同モデルは Mac で動作する既存の iChat ソフトウェアを利用している」 と American Technology Research のアナリスト Shaw Wu は月曜日クライアントに向けて語っている。「同モデルは当初、電子メールではなく携帯 IM にフォーカスを当ててくるだろう。」

Wu は、Apple がこの第 2 のモデルをいつ市場に送り出したいと考えているのかは不明だとしている。というのも、現在もまだ開発段階にあると見られるからだ。この新たに明らかになったハンドセットは同社の 「スマートフォン」 で、「iChat mobile」 としてブランド化される可能性があるという。

「われわれは 9 月初頭に 初めて言及した iPhone -- nano のようなキャンディーバーフォームファクターをもつ Apple 初の iTunes 携帯電話 -- の正確な投入タイミングについて確固たる情報を持っていない」 と彼は語り 「同社の 『市場に打って出る*1』 戦略はこれからも gating factor (MVNO*2 vs. 伝統的なキャリアーあるいはその両方) となり続けるはずだ。」

またその一方で Wu は、個人的には Apple が同社の市場戦略を急速に明確化しつつありと考えているとし、同社初の携帯電話は 2007 年に登場するとかなり強い確信を抱いているようだ。

Wu はまた、彼のもつ情報源から Apple の新しい (PRODUCT) RED iPod nano の売れ行きが好調だとしている。

「これらの iPodApple による直販で、個性的な赤色、そして一台あたり $10 が AIDS 研究に寄付されるという慈善的な側面ももっている」 とクライアントに説明している。

Wu は現在、Apple は 12 月四半期に 1400 万台の iPod を販売すると予測しているが、最近の RED iPod にみられる勢いを考慮すると、自身の予測を上回る可能性もあるとしている。

Wu は Apple 株の 「Buy」 評価を維持し、目標価格を $92 ドルとしている。

*1:go-to-market

*2:Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体サービス事業者