AppleInsider: Steve Jobs が LED バックライト搭載の Mac を今年までに予定と認める

Steve Jobs confirms first Macs with LED backlighting due this year

By AppleInsider Staff

Published: Wednesday, May 2, 2007 02:00 PM EST


Apple CEO の Steve Jobs は水曜日、同社製品から汚染化学物質を廃止するにあたってのスケジュールを明らかにする席上、LED バックライトディスプレイを搭載した初めての Mac が今年後半にも登場し始めることを認めた。

Jobs は、顧客や株主に宛てて、より環境に優しい Apple に向けた計画を明らかにした 公開書簡 のなかで、Apple は、技術的および経済的に可能になり次第、全てのディスプレイを対象に LED バックライトに移行することで、水銀の利用を減らす計画であることを明らかにした。

「私たちは、LED バックライトテクノロジーを搭載した初めての Mac を 2007 年に投入する計画です」と彼は書いている。 「私たちのディスプレイから蛍光灯を完全になくすことができるかどうかは、大型ディスプレイの分野で LCD 業界がどれだけ迅速に LED バックライトに移行できるかにかかっています。」

この Jobs によるコメントは、AppleInsider が独占的に報じた、同社が計画する 次世代 MacBook Pro ノートブック に対するもっとも強固なサポートだ。

AppleInsider は 1 月に、今年予定されている Apple の 15 インチ MacBook Pro改訂版 が、Apple による冷陰極蛍光灯バックライト (CCFL) から LED バックライトへの移行開始 の端緒となるだろうとしていた。

当時、この問題に詳しい消息筋は、Apple が 15 インチ MacBook Pro の改訂版にのみ LED テクノロジーを実装することに合意しており、17 インチモデルや 13 インチのコンシューマモデルである MacBook にまで広げることには躊躇っているとしていた。 Jobs の水曜日のコメントは、同社が全製品で LED テクノロジーの採用を加速させていくことの表れだ。

LED は、CCFL よりも環境に優しいことに加えて、ディスプレイ表面全体に渡って均一に光を照らすことにおいてもより効率的で、彩度も向上する。 また、CCFL と比較して、消費電力や発熱も少なく、長持ちするという。

エンドユーザにとっては、この新しいテクノロジーによってバッテリー駆動時間やディスプレイの改善につながり、製品ライフサイクルにおいて、初期の明るさをより長い期間保つことができる。 今秋にも登場する LED ディスプレイは、AppleMac OS X Leopard オペレーティングシステムに施されるオーバーホールによって、さまざまなソフトウェアのユーザインターフェース拡張やアニメーション技術に対応したより鮮明なキャンバスとなるはずだ。