AppleInsider: Mac ユーザの Web 2.0 との高い親和性が Apple シェアの伸長に寄与

Mac ユーザの Web 2.0 との高い親和性が Apple シェアの伸長に寄与

By Katie Marsal

Published: Friday, May 4, 2007 02:00 PM EST


ThinkEquity Partners LLC の投資アナリストらは今週、Mac ユーザは同じ PC ユーザそうと比較して Web 2.0 エコシステムにおいて倍も活発で、より良いテクノロジーを購入する傾向にあるとの最近の調査を紹介して、Apple 株の Buy 評価を改めて強調した。

Apple は、私たちの見方としては、ハードウェアを通してその存在を特徴付けているソフトウェア会社だ」と主席アナリストの Jonathan Hoopes は金曜日に顧客に宛てた調査報告書のなかで述べている。

彼は、同社の OS 市場シェアが 2006 年 4 月から 6.21 パーセント (38 パーセントの伸び) へと飛躍したという Net Apications の最新の調査結果を指摘した。 AppleSafari ブラウザのシェアもまた、同じ調査結果によると、 第 1 四半期中の前年比として 48 パーセント増加の 4.59 パーセントにまで増加したとのこと。

「この Mac OS の市場シェアは、私たちが予測していた、PC 市場全体におけるおよそ 5 パーセントという数字よりも高い」と Hoopes はクライアントに向けて語っている。 「しかし、Net Applications の調査は利用状況をベースにしており、結果では、Mac ユーザは Windows ユーザ比較すると、一回のセッションあたり、より長い時間オンラインに滞在し、より多くの Web サイトを閲覧しているようであることが伺える。」

Hoopes は自身の報告書の中で、Ars Technica による Forrester 調査の 最近の分析 から、Mac ユーザの 20 パーセント(Dell ユーザの 2 倍) が Web 2.0 コンテンツ製品において「クリエータ」であるとも指摘している。

同調査はまた、Mac ユーザは社会グループ内で批評家や見物人、参加者であることも多い、との結論を下している。 つまり、調査から、Mac ユーザのわずか 35 パーセントが「受動的 (inactive)」だとのこと。一方の Dell ユーザのおよそ 55 パーセントが受動的で、Web 2.0 エコシステムに参加する可能性も低いという。

「結果は、Mac ユーザはより高い確率で若い Web 2.0 群と重なるという考えをサポートするものだ」と Hoopes は記している。 「このグループは、コンピュータ機能やパフォーマンスにより高度なものを求め、平均的な PC ユーザと比較して、自分たちの活動をサポートするより高度なテクノロジーを購入する傾向がある。」

ThinkEquity のアナリストによると、Apple があまり価格を気にしないグループで高付加価値イメージを確立しているというのは、彼の見解であるとことわっている。

「強力なエクイティマーケットの追い風を受けて、Apple の最近の株価パフォーマンスは、強い Apple ブランドがさらなにシェアを伸長し、収益力を高めていくだろうという良い指標となっている」と彼は記している。

Hoopes は改めて自身 Buy 評価を強調し、Apple 株の目標株価を $130 を維持している。