AppleInsider: Microsoft が Yahoo! の買収に関心

Microsoft eyes Yahoo! in proposed takeover

By Published: Friday, May 4, 2007 11:00 AM EST


Microsoft は、先月ライバルの Google にオンライン広告会社 DoubleClick をさらわれたことをいまだに悔やんでいるようで、今や積極的に検索界の巨人 Yahoo! を買収しおうとしている、と the New York Post が報じている。

同紙は消息筋の声として、Microsoft は数ヶ月前から Yahoo! 獲得を目指してすでに活動をはじめており、 今や、正式な交渉に復帰するようにと 熱烈に Yahoo! に働きかけている という。

Yahoo! は、企業価値がおよそ $500 億とされており、レドモンドの企業が初めて買収提案を持ちかけた時には激しく抵抗したとされている。

一方の Microsoft はというと、先月 Google が $31 億で DoubleClick をかっさらったことに及んで、以前よりも腹をくくっていると言われている。

「彼らは自分たちが祭壇に取り残されたままでいることにうんざりしているのです」と、最近 Microsoft と会議をおこなったというある銀行関連の消息筋は Post に語っている。 「彼らは今や、ゲームに参入するためなら、これまでよりも買収に意欲的のようです。」

さらに、Microsoft の今回の動きは、必要悪としてみられている。とりわけ Google は Micrsoft Office と真っ向から競合するインターネットベースのソフトウェアを開発しているからだ。

現時点での予測では、MicrosoftYahoo! の取引が成立すれば、 何はおいても重要な検索広告市場において、Google の 65 パーセントに対して両社合計で 27 パーセントにまで引き上げることになる、と Post はしている。 さらに、オンライン広告全体では Google に対してわずか 13 パーセントにまで縮めることにもなる。

さらに重要なのは、この取引によって、利用者数の面で「インターネットでの独占的勢力」が生まれ、広告金額に直接的に影響することになる。 Microsoft の MSN は現在やや高齢者向きである一方、Yahoo! のエンターテイメントコンテンツは若年層を惹き付けている。

「コスト面はおいておいて、今回の取引によって Yahoo! Music に独占的に提供されている音楽のメーキングといった Yahoo! のコンテンツを MicrosoftXbox ゲームコンソールや Zune ミュージックプレーヤといった Microsoft のデバイスで利用できる機会も生まれる、と Post は報じている。