AppleInsider: iPhone がサードパーティ製 Web 2.0 アプリケーションをサポート

iPhone to support third-party Web 2.0 applications

By Prince McLean

Published: Monday, June 11, 2007 02:45 PM EST


Apple は月曜日に行われた恒例の開発者向けカンファレンスでの発表において、同社が 6 月 29 日に発売する iPhone では Web 2.0 インターネット標準を用いて作成されたアプリケーションが実行できると発表した。

同社は、開発者らに対して、iPhone に組み込まれたアプリケーションとまったく同じような見た目と挙動を備え、iPhone のサービスにシームレスにアクセスでき、電子メールを送信したり、Google Maps で位置情報を表示したりできる Web 2.0 アプリケーションを作成できると語った。

Web 2.0 標準を用いて作成したサードパーティ製アプリケーションは、同機器の信頼性やセキュリティを損なうことなく iPhone の機能を拡張できる、と CEO の Steve Jobs は説明した。 ただし、これらアプリケーションは iPhones の Safari Web ブラウザ内で実行させなければならず、スタンドアローンなアプリケーションとしては機能しない。

「開発者およびユーザの皆さん共に、iPhone 上のこれらアプリケーションの見た目と機能に驚くことでしょう」と Jobs は語っている。 「Web 2.0 ベースの標準を採用するという私たちの革新的なアプローチにより、開発者の皆さんは、iPhone のセキュリティおよび信頼をそのままに、驚くような新しいアプリケーションを作成できるようになります。」

Web 2.0 ベースのアプリケーションは、伝統的な Web アプリケーションよりもはるかにインタラクティブで応答性が良く、インターネットを経由して簡単に配布できると共に、開発者自身のサーバにあるコードを変更する他だけでアップデートできるため、主要な開発者からは歓迎されている。

モダンな Web 標準はまた、Amazon.com やオンラインバンキングで使用されているような安全なデータアクセスやトランザクションも可能にしている。