AppleInsider: Apple の新 nano および classic iPod の内部 (写真)

A peek inside Apple's new nano and classic iPods (photos)

Published: Monday, September 10, 2007 01:00 PM EST

Apple の新型第 3 世代 iPod nano および第 6 世代 iPod classic 初の分解写真から、nano の内部では接着剤が随所に使われており、目に見えて薄くなった classic のディスプレイの裏側にはサポート用のプレートが入っていることが明らかになった。

今回の分解作業も、Apple のコンシューマ製品のほぼ全てに対応した修理部品を販売している iFixIt が行った。

第 3 世代 iPod nano

iFixIt の計測によると、新しい iPod nano は、先代と比較して短く幅広になったものの、ほぼ同じ表面積 (36 平方センチメートル) だという。ただし、Apple は同プレーヤーの筐体素材に関しては堂々巡りをしているようだ、と同社は指摘している。

オリジナルの iPod mini (つまり nano の祖先) は酸化処理されたアルミニウムで包まれていたが、Apple は今回、2005 年に発表した nano と同じ光沢のあるメタル筐体に回帰した。 Apple は昨年、「リマスター版」 nano でより大胆な酸化処理されたアルミニウムへと大きく舵を切ったが、今年は再び光沢のメタル筐体に戻してしまった。

新しい nano のケースには合計で 8 つの止め (左側に 3 つ、上方に 2 つ、そして下方に 2 つ) がある。そして、6 本の Phillips ねじでロジックボードがケースに固定されている。このねじを外すと、ロジックボードをわずかに持ち上げることができるが、その時点で目にすることができるクリックホイール用ケーブルと、隠れて目に見えないディスプレイ用ケーブルで繋がっている。

「この iPod を分解していくうちに大きな特徴に気づいた。それは接着剤だ」と iFixIt は記している。「クリックホイールは、非常に強固な接着剤のみで固定されており、そのため、この部分の修理は難しい。 Apple のやり方のとおり (i.e. 非常に良い) にそのまま手を付けない方が良いだろう。」

また、バッテリーは、ロジックボードに 3 カ所でハンダ付されており、こちらも同じように取り替えが難しくなっている。 nano のヘッドフォンジャックもまたロジックボードにハンダ付されており、8GB Samsung フラッシュメモリーチップも同様だ。

iFixit による第 3 世代 iPod nano 分解ガイド。

第 6 世代 iPod classic

Apple の新 80GB 第 6 世代 iPod classic および 30 GB 第 5 世代 video iPod は、同じ床面積であるものの、iPod classic は厚さ 5mm の Toshiba 製ハードドライブのおかげでより薄くなっている。新しい iPod classic もまた酸化処理されたアルミニウムをまとっており、iPod video のプラスチックで平らな表面と比較すると、わずかにカーブしている。

iPod classic は、新しいアルミニウム筐体と同様、プラスチックだった爪が金属製のものに替わっている。 iFixIt によると、この新しい爪ははるかに効果的に噛み合うようになっており、ケースを開けることが難しくなったという。

「新しい金属プレートがディスプレイを支えていることに驚いた」と、なんとかプレーヤーをこじ開けることに成功した後に書いている。「ディスプレイをサポートするためにあって、破損しにくくしているのだろうか？」

同様に、iPod classic には video iPod のものと比較するとかなり薄い新しいディスプレイ (およそ 70 % ほどの厚さ) が採用されているという。しかし、バッテリーは以前の 30GB video iPod とまったく同じものが使われている。