AppleInsider: Apple が iPhone 呼び出し音機能を iTunes で公開 (第一報)

Apple unleashes iPhone ringtones feature via iTunes (first look)

Published: Tuesday, September 11, 2007 12:00 PM EST

Apple は火曜日、自らの約束を果たすべく、iPhone オーナーが自分のカスタム呼び出し音を作成できる iTunes の新機能を発表した。ただし、現時点で利用できる楽曲は非常に限られているようだ。

iTunes Ringtone サービス

Apple CEO の Steve Jobs は、、先週の発表で、iTunes Store にある 500,000 曲以上からカスタム呼び出し音を作成できると語っていた。ところが、それに続いて発表された同社のプレスリリースには、「100 万曲以上」となっていた。

これまでに購入したものを含めて、対象楽曲を iTunes から購入すると、99 セント払えば楽曲を呼び出し音に変換した 30 秒間のセグメントを購入でき、それを iPhone へと同期できる。

限られたセレクション

ところが、サービスが一般公開された火曜日午前早く、音楽業界大手の名前 -- 例えば Dave Matthews、Jay-Z、U2、Black Eyed Peas そして 50 Cent -- が呼び出し音機能としては利用可能になっていなかった。他のアーチストのアルバムも同様に、サービスで使える楽曲は歯抜け状態だった。

例えば、パンクロックのバンド The Offspring が出している「Greatest Hits」には 14 曲が納められているが、iPhone の呼び出し音に利用できるのは 10 曲だけだ。ところが、この利用できない 4 曲には、バンドのもっとも人気のある曲である「Self Esteem」や「Come Out and Play」が含まれているのだ。

仕組み

呼び出し音サービスを利用するには、iTunes の最新バージョン (7.4.1) が必要で、同バージョンには変換できる楽曲をしめす呼び出し音のためのカラムが追加されている。互換性のある楽曲には小さな呼び出し音用の「ベル」アイコンが付き、選択すると作成プロセスが始まる。

iPhone を持っているにもかかわらず iTunes の楽曲リストに呼び出し音カラムが表示されない場合は、まず、iTunes の「表示」メニューの中にある「表示オプション」ダイアログからカラムを手動で表示するように設定する必要がある。そして、次に進む前に、呼び出し音の販売に関する Apple の利用条件に同意しなければならない。

互換性のある楽曲を見つけ、Apple の利用条件に合意すれば、呼び出し音の作成プロセスは比較的スムーズだ。 iTunes は呼び出し音用のエディタを表示し、そこで選択した楽曲のソースを見ながら 3 - 30 秒間のサンプルを選択して呼び出し音に変換する。

出だしと終わりをフェードするオプションも利用でき、繰り返しの際に挿入する休み時間もドロップダウンメニューで選択できる。 iTunes はまた、購入の確定前に選択部分をプレビューするように奨めてもくる。

購入した呼び出し音は、iTunes ライブラリに追加された新しい「呼び出し音」プレイリストに表示されると共に、iPhone を接続した際に表示される新しい「呼び出し音」タブにも表示される。 iTunes で iPhone を同期すると、購入した呼び出し音が、「サウンド」設定項目の下にある、携帯電話の呼び出し音セレクターにアルファベット順に表示される。