AppleInsider Report: Apple は iPhone のネイティブアプリの開発に反対しない方針

Apple not opposed to native iPhone app development - report

By Kasper Jade

Published: Tuesday, September 11, 2007 01:00 PM EST


Apple Inc. は、同社の iPhone に向けて新しく直感的なアプリケーションを開発するという開発者の試みに反対しないものの、そうしたプログラムが後の iPhone Software Update でも機能するかどうかは関知しない、と同社幹部が今週明らかにした。

Apple のハードウェアマーケティングのチーフである Greg Joswiak は PC Magazine のエディタに対して、Appleサードパーティ製の iPhone アプリケーションに関して「中立のスタンス」を取っていると語った。 Apple は、携帯電話に対応した新しいアプリケーションの作成を強制的に止めさせることもしないし、意図的にそうしたアプリケーションを破壊するようなソフトウェアアップデートを設計することもない、とのこと。

ただし、Joswiak によると、Apple が送り出したソフトウェアアップデートがこうした非公式なアプリケーションを誤って破壊してしまったとしても、大した同情を感じることもないだろう、とのこと。 Mac のための開発とは違って、Apple は携帯電話プラットフォームに向けたこの分野でのコードを書き慣れていないからだ、と彼は説明している。

彼はまた、同社は常にこうしたリスク要因にたいする自社のスタンスを再確認しているとして、サードパーティによる iPhone 開発を巡る同社の方針をさらに変更する可能性もまだ残っているとしている。

いまのところ Apple の中立スタンスは、既に存在している 数十種類iPhone ネイティブアプリケーションや、Joswiak のコメントを受けて登場するだろう他の無数のアプリケーションにとっては良い知らせといえる。 また、これは同社が予定している iPod touch プレーヤーへの関心も引き立てることになる。というのも、Joswiak も認めているが、iPod touchiPhone と同じ Mac OS X ベースのソフトウェアプラットフォーム (そして同じハードウェア) で機能しているからだ。 そのため、iPhone 用に書かれたほとんどのアプリケーションが同じように新しい iPod でも機能するはずだ。

Joswiak は PC Magazine による取材の中で、Bluetooth 機能が最後の段階になって iPod touch から削除されたという噂についても否定している。 そうした噂を仄めかすインターネット上の画像は間違いである、とのこと。 また同様に、近い将来 iPod touch でゲームが楽しめるようにする計画もないと付け加えている。