AppleInsider: アナリストは Apple の 3G iPhone はクリスマスを予測

Analyst sees 3G iPhone from Apple by Christmas

By Aidan Malley

Published: Wednesday, September 12, 2007 08:35 AM EST


Apple が最近鍵となるパーツサプライヤーと契約を結んだことから、はるかに快適なインターネットアクセスが可能となった iPhone が今年末までにも登場するかもしれない、と Forward Concepts の市場アナリストらによる新しい報告にはある。

チーフアナリストの Will Strauss は、AppleiPhone の現行・後継モデルを対象とした特許ライセンスを巡って最近交わした InterDigital との 7 年契約 は、Apple の第 3 世代 (3G) ブロードバンド携帯がすでに開発途上にあり、早ければ年末商戦までに登場する可能性があるという、グループの予測を支持しているようだという。

このスケジュールは、AppleInsider が直接入手したもので、火曜日にお伝えした、Apple は早ければ今週にもヨーロッパでのキャリアと 3G iPhone を発表するかもしれないとした同じ調査会社の予測とは矛盾している。

Forward Concepts の報告書では、セミコンダクタ企業である Infineon が、InterDigital の 3G テクノロジーを搭載したより高速な接続のために必要なデバイスを製造する可能性が高い、としている。 Strauss によると、第三者のためにこのテクノロジーの製造を請け負っていないのは同社のみで、すでに iPhone で採用されている低速の 2G EDGE ハードウェアを製造しているとのこと。

Infineon は、名前は明らかでないものの「少なくとも 2 社」のために UMTS (Universal Mobile Telecommunications System) テクノロジーを利用する携帯電話でのインターネット接続用チップセットを製造している、とも彼は付け加えている。 このフォーマットは、ヨーロッパでの携帯電話インターネットアクセスによく利用されるもので、ヨーロッパや北米で利用されているより高速な HSDPA (High Speed Download Packet Access) プロトコルも含むことができる。 ただしアナリストは、AT&T の 2G iPhone のリリースから間もないこの時期に、Apple が HSDPA での 3G アクセスを発表するという保証は一切ない、とも警告している。

「3G... 版の iPhone が近い将来登場することは間違いない」と Strauss は語っている。 「次のリリースでより高速な (HSDPA) 接続速度が可能になっているかは不明だ’。」

この見解は、直接の情報源ではなく企業間の関係を根拠にしているが、同報告は、今週末表面化した ドイツの T-Mobile による広告 を端緒とする iPhone の拡張版を巡る憶測に油を注ぐものでもある。 この未確認情報によると、ドイツのプロバイダのために HSDPA と UMTS の両ネットワークをサポートする機能を備えた iPhone が 11 月半ばにもリリースされるとのこと。同プロバイダは、一秒あたり最高 3.6 メガビットの接続スピードを持つ無性限のデータプランを提供するという。

この有名な広告では、16GB の記憶容量を持つドイツ版 iPhone を「XL」として紹介し、値段は 499 ユーロとされている。このことから、同モデルは、現在合衆国で 399 ドルで販売されている 8GB モデルを置き換えるのではなく、追加の上位版であることが窺える。