AppleInsider: Apple の特許から将来の Safari ナビゲーションインターフェースが浮上

Apple patent hints at future Safari navigational interface

By Aidan Malley

Published: Thursday, September 20, 2007 07:00 PM EST


新しい Apple の特許申請には、長い間使われてきたウェブブラウザのナビゲーションボタンが取り払われ、より自然で覚えやすい条件に従って自動的に並び替える新しいページ履歴を備えているようだ。

今回新たに公開された特許申請書類は、1 月初めに提出されており、ほぼ全てのウェブブラウザが、時系列的な順番でしか過去に訪れたウェブサイトを記憶できないと指摘している。 この場合、サイトを数回層軽く覗いただけなら問題ないかもしれないが、より複雑な状況になるとすぐに役に立たなくなってしまう、と Apple

「ユーザは非常に多くのウェブページを閲覧するが、それを時系列的に表示されても困るだけだ」と申請にはある。 「また、進むや戻るボタンは、複数のウェブページを閲覧する上で非効率的で扱いにくい。」

提案されているシステムでは替わりに、特定が簡単なある条件に従って、自動的にページを並べ直すという。 例えば、車の購入についてアドバイスを求めているユーザには、これまで訪れた自動車サイトがまとめて表示される。 ブラウザはまた、オンラインショップやダウンロードが始まった箇所といったように、ユーザが判断した人気度、閲覧回数、あるいは閲覧の仕方によってさえサイトを並び替えることが可能だという。


未来の Safari ユーザインターフェース


未来の Safari ユーザインターフェース

Apple はすでに、ウェブサイトのトップレベルへとジャンプできる Safari の SnapBack 機能で素早く前のページに戻るための問題を解決しようとしているが、今回の特許の新しい手法は、サイト間のジャンプや異なるユーザのための個別のブックマークセットの作成というニーズに関連した問題も解決できる可能性を秘めている。 夫婦の間でも、ひとつの同じブックマークアイコンから、まったく異なるカテゴリーへアクセスできる。


未来の Safari ユーザインターフェース

また、これはウェブブラウジング環境外でも便利に動作する、と Apple は付け加えている。 というのも、各要素はテキストだけでなく画像でも表示されるため、この技術をファイルシステムのナビゲーションやメディアプレーヤーのインターフェース、あるいは写真管理にも同じように用いることができるからだ。

同特許の一部の要素は、すでに既存あるいは予定されている Apple ソフトウェアで目にできる。それは例えば、iPhoto 8 の写真をイベントごとに自動的にグループ分けする機能だったり、ダウンロードファイルやその他のファイルをひとつのアイコンに自動的にまとめる Stacks 機能だったりする。 ほとんど、あるいは全ての機能を統合したプログラムはまだ登場していない。