AppleInsider: Apple が新 Tiger、Leopard ビルドをシード

Apple seeds new Tiger, Leopard builds

By Slash Lane

Published: Friday, September 21, 2007 01:00 PM EST


Apple は今月、重要のオペレーティングシステムアップデートのペア -- ひとつは Mac の歴史のなかでまもなく退場していくもの、もうひとつは新しく登場するもの -- に同時に最後の仕上げを加えた。


Mac OS X 10.4.11

まずリリースされるとみられているのは Mac OS X 10.4.11 で、Tiger オペレーティングシステムの最後のバージョンになる可能性が高い。 Apple は今週はじめ、同社の開発者コミュニティを対象に、Mac OS X 10.4.11 build 8S155 (PowerPC Mac 用) および Mac OS X 10.4.11 build 8S2155 (Intel Mac 用) という 2 種類のラベルのついた新しいプレリリースビルドを配布した。

新ビルドには、すでに先のシードで施された 30 件を超える修正 に加えて、5 件の新しいコード修正が施されている。そのうちのもっとも重要なものは、大きな写真アルバムを持っている iPhone との画像同期のバグだ。

これまでのビルドですでに改良されている他のシステムコンポーネントには次のようなものがある: WebCore、SearchKit、BlueTooth (有効 / 無効)、Networking および Cisco VPN、Directory Services、CoreAudio および m4a ファイル、File Manager および POSIX ボリューム、そして CoreAudio および iTunes Plus ファイルのデコード。


Mac OS X 10.5

一方、Apple は同社の次世代 Mac OS X 10.5 Leopard オペレーティングシステムのリリースにも向かっており、市場には 10 月末までに登場する予定だ。

ソフトウェアのシードプロセスにおいて数ヶ月のブランクが空いた後、Apple は今週、Leopard の最新ビルド (9A527 (クライアント) 9A528 (サーバ)) を実行している開発者らに対して 2 種類の小規模なアップデートを発行した。

両アップデートはソフトウェアアップデートを経由して配布されたが、このソフトウェアアップデートそのものも新しいバージョンとして、初登場だった。 Apple は歴史的に、システムアップデートがリリースに近づいた時に、ソフトウェアアップデートそのもののダウンロードと更新機能を検証してきた。

このアップデートを適用すると、開発者は Mac OS X 10.5 Leopard build 9A528d がダウンロードできるようになる。このビルドには、バグ修正の他にも、このソフトウェアアップデート機能の新バージョンが正しく機能するかを検証する意味も込められている。