AppleInsider: ロック解除された iPhone を意図的に操作不能にする訳ではないとする Apple

Apple says not intentionally disabling unlocked iPhones

By Slash Lane

Published: Tuesday, September 25, 2007 10:00 AM EST


Apple は月曜日、ハンドセットに永久的なダメージを与える可能性があるため、また同問題に対する同社の姿勢を明確にするため、iPhone ロック解除ツールを使う顧客に対して警告を発したが、同社は同デバイスを意図的に動かなくするような特別な処置をとろうとしている訳ではないという。

「これは、ロック解除されたりハックされた携帯電話を積極的に無効化しようとするものではありません」と Worldwide Product Marketing を率いる Apple のシニアバイスプレジデントである Phil Schiller は Associated Press との インタビュー のなかで語っている。 「こうしたプログラムの一部が iPhone ソフトウェアに損害を与えたのは残念なことでしたが、Apple はこうした結果には責任を持てないのです。」

これらプログラムは、一部 無料で提供されておりApple がいまだに美しいタッチスクリーンベースの携帯電話を発表していない海外では特に人気が高い。 同社は、イギリス、ドイツ、そしてフランスではワイヤレスキャリアと契約を結んだものの、こうした地域でも iPhone の販売は 11 月の第 2 週まで待たなければならない。 これ以外の国々での公式提供は 2008 年まで予定されていない。

Schiller は AP とのインタビューのなかで、同携帯電話の販売・サービス提供を許された唯一のキャリアである合衆国の AT&T 以外のキャリアでどの程度の数の iPhone が運用されているのか知らなかったとしている。

Apple は月曜日の 警告 を発表する際に、ユーザが iTunes Wi-Fi Music Store にアクセスできるアプリケーションなど、多数の iPhone ソフトウェア機能を追加するソフトウェアアップデートを 今週後半 にも発表する予定だと明らかにしている。 しかし同社は続けて、ロック解除された iPhone にこのアップデートを適用すると「完全に操作不能」になる可能性があるともしていた。

この趣旨、そして Schiller のコメントも、すでに綿密な調査・議論の対象となっている。というのも、ソフトウェア開発に携わる多くの人々が、「ソフトウェアに永久的なダメージを与える」といったようなことは絶対にないと証明できるからだ。 替わりに、Apple の警告は「脅し文句」以上のものではなく、将来の iPhone ソフトウェアバージョンがハックされた携帯電話でも確実に動作するという保証は一切しないという表明なのだと捉えている。

「わたしたちは、こうしたアプリケーションの多数のソースコードを検証し、判明している限りでは、ソフトウェアに施されたいかなる変更も簡単に復元できます」と独自のロック解除ソリューションを開発したと主張している開発者 John McLaughlinAP に語っている。 「iPhone のロック解除後でも、ロック状態へと 復元する するにあたっては最低限の作業で十分です。」

Apple はまた月曜日に、非公認のワイヤレスキャリアで iPhone を運用できるようにハックした顧客も同ハンドセットの保証対象外となるとしている。