AppleInsider: Apple、タブレットを家族全員がシェアできるデバイスとして認識 - WSJ

原文： Apple sees tablet as one device shared by the whole family - WSJ

By Neil Hughes
Published: Wednesday, January 20, 2010 09:55 PM EST
The Wall Street Journal が水曜日夜、タブレットと Apple 関連の情報という爆弾を落としてきた。 新たに明らかになった詳細には： Apple は自社のタブレットを、複数の家族で共有できるデバイスとしてみなしており、もしかすると顔も認識するかもしれない。
同記事は、Apple についての新しい情報とみなせるものを多く含んでおり、Bing をめぐって Microsoft とおこなっている交渉の詳細や、「iTunes.com」クラウドベースのサービス、テレビ番組のサブスクリプションなどなどもある。
記者である Yukari Iwatani Kane と Ethan Smith は、タブレットに詳しい 多数の消息筋の声として紹介し、Apple は自社のタブレットについて、教科書、新聞、そしてテレビといった、「古いメディア」の複数のビジネスソースからコンテンツを提供することにフォーカスしようとしている、という。 Apple はタブレットを、家族で共有でき、ニュースや電子メールを読んだりするのに利用できるデバイスとして方向付けていると言われている。
こうした共有するという要素は、ある人によると、Apple がデバイスのユーザーインタフェースを生み出す上での主要な着眼点になっていたという。 ハードウェアとのインタラクションは、「直感的に共有」できるようなものになっている。
「その人物によると、Apple は、デバイス上に仮想の付箋をおいておけるような機能や、内蔵のカメラをとおしてガジェットが自動的に個人を識別できるような機能を実験していた、という」と記事にはある。 「こうした機能が、発表に含まれているかは不明だ。」
同記事はさらに、Apple が クラウドベースの iTunes サービス を出してくる計画についても取り上げている。 このサービスは iTunes.com と呼ばれ、カスタマーは iTunes ソフトウェアを使わずとも音楽を購入できる。 Apple はウェブサイトに「buy」ボタンをおいて、iTunes のコンテンツをさらに簡単に購入できるようにしたいと考えているという。 The Journal は、Apple はそうしたサービスを 6 月までに立ち上げるつもりでいる、と告げられたと言う。
同記事はまた、Apple は Microsoft との間で Bing 検索サービスを自社のデバイスにもたらすための交渉をしている、という水曜日に表面化した 噂も認めている。 しかし Journal はさらに一歩進んで、Apple と Microsoft は Bing 地図でもパートナーとなる可能性がある、としている。
水曜日の Journal の記事 で取り上げられているその他の情報は次のようなものがある：

• タブレットには、テキスト入力のための仮想キーボードが含まれる。
  
  
• Apple は、新聞や雑誌といった伝統的な印刷物コンテンツを、デバイス上では「違ったふうに」表示したいと望んでいる。 Apple はこのデバイスで、家でも教室でもコンテンツを読めるようにしたいと考えている。
  
  
• ゲームメーカーの Electronic Arts が Apple と共同で、タブレットのゲーム再生能力をデモンストレーションするための作業を進めている。
  
  
• 何ヶ月も噂されていた ように、Apple は月刊購読に向けてテレビネットワークと交渉をしている。 計画では、コンテンツへのオンディマンドアクセスに向けた「テレビの最高の部分（best of TV）」が含まれることになる。 チャンネルあたり、4 ないし 6 番組が提供される。
  
• 伝統的なメディア企業に関連して、Apple CEO の Steve Jobs は「古強者に協力的（supportive of the old guard）」であると言われていた、と彼と共に働いたことのある人物が Journal に語った。 Jobs は、「新しい配布方法を提供して彼らを助けたい」と望んでいるという。