AppleInsider: Apple、無料の音楽ストリーミングサービスをめぐってメジャーレーベルと協議

原文: Apple, major labels discuss plans for free streaming music service

By Brian Garner
Published: Wednesday, January 20, 2010 08:00 PM EST
音楽業界にいる複数の消息筋が CNET に語ったところによると、無料の音楽ストリーミングサービスの可能性をめぐって、Apple 幹部がメジャーレーベル 4 社と会ったとのこと。
音楽業界にいる 複数の消息筋 によると、Apple は、ユーザーがインターネット接続可能なあらゆるデバイスから自分の音楽をバックアップ・アクセスできるような音楽ストリーミングサービスというアイデアについて良い案を探し求めているという。 CNET は、Appleクラウドベースのストリーミング機能を、音楽のダウンロード販売を刺激する手助けとなるような「付加価値」としてみなしている、と書いている。
すべての兆候から、サービスは準備が整い、早ければ今春にも実行に移されるはずだ。
12 年間にわたりデジタル音楽業界で活躍し、MP3.com の元 CEO でもある Michael Robertson は火曜日、クラウドベースの iTunes が間もなく現実のものとなるだろう、と 予測していた[和訳]
「今後発表される iTunes のメジャーアップデートでは、各ユーザーのカタログをネットにコピーして、あらゆるブラウザやネット接続可能な ipod/touch/tablet からそれを利用できるようになる」と彼は書いている。
「Lala のアップロードテクノロジーが今後の iTunes アップグレードにバンドルされ、アップグレード通知のダイアログボックスを利用するだけで、1 億人を超える iTunes ユーザーのために自動インストールされる。
「インストール後、iTunes は、ユーザーのライブラリー全体を個人のモバイル iTunes エリアへとバッググランドでプッシュする。 アップロードが完了すると、ユーザーはブラウザーベースの iTunes を利用して、個人用 URL から自分の音楽、ビデオ、プレイリストをナビゲートし再生できる。」
Apple は昨年 12 月、音楽ストリーミングサービスの Lala を 8500 万ドルで買収した。 Apple は、その買収で得た知識とテクノロジーを利用して、音楽ストリーミングサービスを現実のものと使用としている、と考えられている。
Apple はすでに Lala のストリーミングテクノロジーを梃(てこ)にして、iTunes Preview ウェブサイトで 30 秒のサンプルを 利用できるようにし、ユーザーは iTunes を立ち上げることなくサービスから利用できるコンテンツを閲覧・試聴できる。

CNET は、Apple が 1 月 27 日の プレスイベント に音楽ストリーミングサービスを含めてくることについて、ありそうもないが、まったくあり得ない訳ではない、と書いている。 しかし、AppleiPhone OS 4.0 とともに、新しいタブレットバイスを紹介するだろうとは、広く考えられている。