AppleInsider: Apple の iPad 発表後に関心を失う消費者 - 調査

原文: Consumers lose interest in iPad after Apple's unveiling - survey

By Katie Marsal
Published: Monday, February 8, 2010 10:15 AM EST
大々的に報道されて一般公開されたにもかかわらず、消費者は、Apple が新型タッチスクリーン iPad を披露してから、関心を大きく失っていることが、新たな調査で明らかになった。
オンライン市場の Retrevo でランダムに選ばれたカスタマー 1,000 人以上を対象とした調査では、回答者の 52 パーセントAppleiPad について聞いたことがあるものの、購入したいとは思っていない、という。 別の 18 パーセントは、製品について聞いたこともなく、また関心もないとのこと。
製品の発表を前にして、調査回答者の 26 パーセントが当時は謎だった「Apple タブレット」について耳にしたことがあったものの、購入したいとは思っていなかった。 その合計が、1 月 26 日の iPad 公式発表後には二倍になっていた。
iPhone のようなスマートフォンの売りは、そのアプリであって、それと同じアプリこそが購入者を Apple Store へと向かわせ、ピカピカの新しい iPad を買うために列を作らせるのだろう」と同社はしている。 「このデバイスが大きなヒットになるかは誰にも分からないが、この調査にもとにすると、それは疑わしく感じられる。」
この調査からは、iPad への関心は高いことが明らかになっている。というのも、回答者の 80 パーセント以上が、Apple のその製品について耳にしたことがあると応えているからだ。 そのうちの 21 パーセントは、購入前により詳しい情報が必要と答え、9 パーセントが購入するかもしれないとしている。 同社は、Twitter 上のやり取りさえ追跡し、iPad の発表は、同じ日におこなわれた合衆国大統領の 一般教書演説をめぐる会話量に匹敵するものだったという。
その調査結果から、消費者は iPad がどう自分の生活にフィットするのかが掴めていない可能性があることが伺える。 5 パーセントが「間違いなく」必要だと答えたのに対し、61 パーセントは iPad は必要ないと考えていると答えている。
さらに、3G 回線の接続には 130 ドルというプレミアムコストがかかることが、潜在的な購入者を遠のかせていることも明らかになった。 12 パーセントが 3G のために追加料金を支払うと答えたのに対し、29 パーセントが検討する、59 パーセントが 3G のための追加料金は支払いたくないと答えている。

Retrevo 1
Retrevo の最新調査は、Apple による iPad 発表をうけて、1 月 27 日から 2 月 3 日にかけておこなわれた。 結果は、iPad が発表される前の 1 月 16 日から 1 月 20 日にかけておこなわれたものと比較された。

Retrevo 2
先週、医療関係者を対象にした別の調査では、医師の五人にひとり[和訳]iPad を購入するかもしれないとしていることが明らかになっている。 調査対象となった 350 人以上の臨床医のうち、9 パーセントがすぐにでも iPad を購入する計画であると答え、別の 13 パーセントは発売後一年以内に購入する意向であると答えている。
アナリストのほとんどは、iPad は穏やかながらも成功裡にスタートを切り、初年には 100 万ないし 500 万台 を売り上げると予測している。 同製品の 499 ドルという開始価格は、最大の魅力だとみられている。 あるアナリストは、iPad の販売量が大幅に伸びるためには、ちょうど iPod には iTunes Store が、iPhone には App Store for the iPhone が登場したように、セールスの「触媒」[和訳] が登場しなければならない、としている。