AppleInsider: 医師の五人にひとりは、Apple iPad を購入する可能性 - 調査

原文: One in five physicians likely to purchase Apple iPad - study

By AppleInsider Staff
Published: Friday, February 5, 2010 03:30 PM EST
新たな調査に参加した医師の 60 パーセント以上が、Apple が最近アナウンスした iPad に興味を示し、五人にひとりがすでに購入するとの意向であることが明らかになった。
世界で 900,000 人を超えるヘルスケア専門家によって利用されているモバイルアプリケーションの開発元である Epocrates Inc. は今週、AppleiPad 発表後に 350 人を超える臨床医を対象にした新しい調査を明らかにした。 調査対象となったうち 9 パーセントが、発売後すぐにでも iPad を購入する計画であると答え、別の 13 パーセントは発売後一年以内に購入する意向であると答えたという。
加えて、回答者のべつの 38 パーセントが、iPad に関心があるものの、購入を決める前に製品についてのより詳しい情報を入手したい、としている。
iPad はヘルスケアコミュニティーで人気を伸ばすとの見方と共に、Epocrates はまた今週、自社の臨床レファレンス用アプリケーションをカスタマイズする意向であることを発表した。同アプリケーションは、すでに iPhone および iPod touch、また iPad でも利用できるようになっている。
「我々のソフトウェアを iPad 向けに最適化することで、我々は大きな画面という資産や、この高度なデバイスで提供されている相互運用性を活用していきたい」と Epocrates の CEO である Rose Crane は語っている。 「我々は、臨床医に情報提供し、回答をみつけることではなく患者に焦点を合わせることで、介護においてもっとも生産的な体験を提供できるように尽力している。」
「我々は引き続き、iPad の高度な機能を探究し、Epocrates が iPad を助けとして、どう進化するヘルスケアテクノロジーのニーズに応えていけるのかを探っていく。」
Epocrates によると、同社のメディカルプログラムは現在、五人にひとり以上の医師によって利用されているという。 同ソフトウェアには、医師 275,000 人以上の購読者がおり、iPhoneBlackBerry および Palm で利用可能な同社ソフトウェアを利用している。 世界では 900,000 人を超える臨床医が Epocrates を利用している。
同社のソフトウェアは、2008 年に Apple が開催した iPhone Software Roadmap イベントで取り上げられたこともある。 Epocrates メディカルレファレンス用アプリケーションは、App Store で初めて発売された。

Epocrates
この調査は、今週はじめに発表された、一部の病院が iPadアプリケーションの潜在的可能性 を探っているという記事に続くものだ。 サンフランシスコでの「Destination Bedside」と呼ばれるプログラムは、タブレットで X 線、チャート、処方箋、病院スタッフ向けのメモを指によるタッチで実現しようとしている。
AppleiPad が医療分野で成功を収められるかは、Epocrates のようなサードパーティ製アプリケーションが生まれるかどうかにかかっている。 バンドルアプリケーション[和訳] の数に加えて、iPad は、140,000 種類を超えるオプションが提供されている AppleApp Store へのアクセスも備えている。
iPad は 499 ドルという 開始価格[和訳] で、3 月末までには出荷が予定されている。 3G の利用が可能なバージョンは、130 ドル上乗せして、その翌月には登場する見込みだ。