AppleInsider: Flash と HTML5 との比較、いずれもパフォーマンス上優位とはならず
原文: Flash, HTML5 comparison finds neither has performance advantage
HTML5 は Firefox や Internet Explorer ではネイティブにサポートされていないものの、Flash 10 から Flash 10.1 へのアップデートによってブラウザの CPU パフォーマンスは 73 パーセントおよび 35 パーセント向上している。 Windows での Flash 10.1 では追加のハードウェアアクセラレーションが提供されている。
「ビデオ再生の効率という点では、ハードウェアアクセラレーションにアクセスできることが全般の CPU 負荷においてもっとも重要な要素となっている」と Streaming Learning Center は指摘している。 「Windows では Flash はハードウェアアクセラレーションにアクセスできるため、CPU の用件はほとんど無視できるレベルにまで下がる。
「Flash Player が Mac(あるいは iPod/iPhone/iPad)上で GPU ベースのハードウェアアクセラレーションにアクセスできるようになれば、HTML5 再生と Flash 再生に必要な CPU の差は、完全になくなるとは言わないまでも、大きく縮むことになるだろう。」Google は 1 月になってから インターネット上でもっとも人気のあるビデオサービス、YouTube でサポートを追加している。 このベータ版のオプトインプログラムは、HTML5 と H.264 ビデオエンコーディングの両方をサポートしているブラウザだけに有効となる。
Flash に対する風当たりはここ数ヶ月、Apple が Adobe のウェブフォーマットを サポートしていない[和訳] 自社のマルチメディア iPad デバイスを発表して以来強くなっていた。Apple は替わりに HTML5 の後ろ盾として サポートを強化していた[和訳]。
なぜ Apple は iPhone OS で Flash へのサポートを追加しない可能性が高いのか、についてより詳しくは AppleInsider による 3 部からなる Flash Wars シリーズを参照してほしい[和訳:Part 1、Part 2、Part 3]。