AppleInsider: Apple、フィルムベースのスクリーンプロテクタを自社ストアで禁ずる見込み

原文: Apple to ban film-based screen protectors from company stores

By Slash Lane
Published: Wednesday, March 17, 2010 12:10 PM EST
iPhoneiPodiPadMac の画面の保護フィルムを買おうとするコンシューマは、近い将来 Apple の直営店以外に足を運ばなくてはならなくなる。というのも、直営店ではそうしたアクセサリを金輪際扱わないことになりそうだからだ。
さまざまな iPhoneiPod アクセサリメーカーの消息筋の声として iLounge が伝えるところによると、Apple はこれまでこうしたベンダー各社と「かなりの時間」予定されている禁止措置 について話し合ってきたのだという。
Apple が言うには、同社の店舗からはフィルムのみのソリューションだけでなく、スクリーン保護フィルムのついたケースのような、保護フィルムもパッケージに含まれているケースや他のアクセサリも店頭から取り除くらしい」と同記事。
また、この禁止処置は、iPodiPhoneiPad、そして Mac を対象とし、「そのフィルムの目的が保護であれ、おしゃれであれ、その両方であれ、完全に透明なフィルム、アンチグレアフィルム、ミラーフィルムも含め」あらゆる保護フィルムが対象になるとも付け加えている。
この措置は 5 月に実施され、Appleオンラインストアや大型量販店から売上げのほとんどを生み出しているフィルムベンダーにとっては多大な影響を与えるだろうとされている。
AppleStore.com を簡単にチェックしてみると、市場最大手の Power Support が出しているアンチグレアフィルムプロテクタが、同ストアの「ケース」部門のトップセラーとしてリストされており、iPhoneiPod を対象にしたその他の類似製品もそれぞれ「アクセサリ」部門全体で 6、7 位につけている。

iWork.com
Apple の常として、この動きの背景にある動機については沈黙を貫いている。 ただ、あるフィルムベンダーが推測するには、これまで同社の携帯機器はかなり簡単に傷がつくと広く報道されていることから、この禁止措置によって Apple はディスプレイ画面の耐久性をより前面に押し出したいからではないか、としている。
昨年 6 月の iPhone 3GS 発表時、Apple は携帯機器にオイルベースの「耐指紋性」撥油コーティング も投入したが、これは保護フィルムを貼ってしまっては本領が発揮できない。 そのため、Apple のすべての製品でこのテクロジーをより幅広く採用するという計画のために、今回の禁止措置がとられた可能性がある。