AppleInsider: Walt Disney が Pixar 買収を真剣に検討

Walt Disney in serious talks to acquire Pixar
By Katie Marsal
Published: Thursday, January 19, 2006 12:00 PM EST

Eisner 後の Walt Disney は、Pixar Animation Studios の買収に傾いており、契約によっては Steve Jobs や彼のチームがエンターテイメント巨大企業において、クリエイティブ面で非常に大きな影響力を持つことになるかもしれない、と The Wall Street Journal が伝えている。

アニメーション界の巨人 2 社は、数ヶ月にわたって巨万の富が期待できる両者のパートナーシップを継続させる方法を探り、真剣な話し合い (登録が必要) を行っている、と事情に詳しい人々が新聞社に語った。

報道によると、Disney は株式交換を行い、Pixar が現在市場で評価されている 67 億ドルに対して、名目上の割り増し価格を支払う見込みだ。この取引が成立すれば、Pixar の会長兼最高責任者である Jobs が Disney 最大の個人株主となることになる。

「そうなると Jobs は、Apple Computer のリーダーとして非常に大きな影響力を持っていることに加えて、メディア界でさらに大きな影響力を行使できる立場になる」 と Journal は伝えている。「話し合いは非常に微妙な局面にあり、結果がどうなるかは不明だ。」

両社は 12年以上にわたりパートナーシップを結んでおり、この提携関係のもとで、Disney は、「Toy Story」 や 「Finding Nemo」、「The Incredibles」 といった、人気のある高収益な Pixar の映画を配布・共同出資してきた。

Journal は、買収が成立すれば、Pixar や Jobs は同社の非常に人気の高いコンピュータアニメーション映画作品を連続興行できるだけの資金を投じることが可能になるのではないか、と推測している。*1

記事によると、Jobs は Disney の取締役会に参加する可能性が高く、同じく Disney 出身で 「Toy Story」 や封切間近の 「Cars」 を監督した Pixar の John Lasseter も Disney のアニメーション映画を指揮することになるかもしれないとのこと。

*1:ぜんぜん自信なし。原文は:The Journal speculates that an acquisition would give Pixar and Jobs a way to cash in on the company's unbroken run of blockbuster, computer-animated films.