AppleInsider: Microsoft が Windows Vista の投入を延期

Microsoft delays launch of Windows Vista
By AppleInsider Staff
Published: Tuesday, March 21, 2006 11:00 PM EST

Microsoft は火曜日、非常に期待が高まっている Windows Vista オペレーティングシステムの投入を、先に目標としていた 2006 年後半から 2007 年 1 月へと延期すると発表した。これを受けて、同社株は 3% 近く値を下げた。

Reuters によると、Microsoft は Windows Vista を、企業向けには 11 月の 投入を計画しており、その後、年末商戦を過ぎた時期に消費者向けに投入するという。

2007 年 1 月とは、Apple Computer が Mac OS X 10.5 "Leopard" を一般向けに公開すると 表明していた 時期と重なる。口の堅い Apple はこれまでのところ Leopard の詳細について口を閉ざしている。

Reuters は、Vista 投入の遅れは、特にセキュリティといった、製品全体の品質を改善したいからだ、と Microsoft は語っているという。同社はまた、新オペレーティングシステムを投入すると市場が不安定化するため、PC メーカーは年末商戦中の新製品登場を望んでいない、とも語っている。

Microsoft は、Vista オペレーティングシステムで 6 種類の主要製品を用意し、PC のハードウェア仕様ではなく使い方に応じて選択できるようにしているとされる。

そのうちの 3 製品は消費者を対象に、2 製品は企業ユーザ、そして新興市場向けに 1 製品を用意している、と Reuters は伝えている。「現行の Windows XP とは異なり、高度な 64 bit システムやマルチメディアコンピュータ、タブレット PC に焦点を絞った製品は用意されていない。」

Microsoft 株は延長取引*1 で 2.6% 下落して 27.20 ドルとなった。Nasdaq での通常取引では、株価は 15 セント （1% 未満） 値を下げ、27.74 ドルで取引を終了している。

*1:extended trade