AppleInsider: Apple が資産管理のために Braeburn 投資会社を設立

Apple forms Braeburn investment firm to grow its cash
By Prince McLean
Published: Thursday, April 6, 2006 10:00 AM EST

Apple Computer が、自社の膨大な現金準備や短期投資を管理するための新会社を設立していたことが、公開資料から明らかになった。

BusinessWeek の記事によると、Appleネバダ州リノに拠点を置く Braeburn Capital を法人化し、求人広告を出して同社が資産を増やす手助けをする財務責任者を探しているという。

この新しい会社は、独特の甘みと酸味のある林檎の名前から名づけられており、Apple の投資ポートフォリオを管理し、カリフォルニア州税の一部を節約するための媒体として機能する、と記事では伝えている。

ネバダの会社を取り込むにあたり、Appleカリフォルニア州税の一部から自社を保護しようとしているともされている。

Apple の現金貯蓄は、過去 2 年間のうちに 2 倍近くにまでなっている。2005 年末時点で Apple は 87 億ドルを現金および短期投資として保有しており、これは同社市場における資産総額の 15% ほどになる」 と BusinessWeek は伝えている。「これは、2003 年末時点の 46 億ドルから 91% の伸びになる。2 月に終了した四半期の時点で現金および短期投資として 90 億ドルを保有しているとされる Dell といったはるかに巨大な企業に匹敵する巨額な資産だ。」

Apple のスポークスマンは同誌に対して、Braeburn は完全子会社で、クパチーノ、シンガポールアイルランドのコークにあるオフィスと同等の地域資産管理オフィスとして機能すると語ったものの、税制をめぐる憶測や Braeburn の投資計画についてはコメントを避けた。