AppleInsider Briefly: Mac での XP サポート?;Apple vs Apple;仮想化

Briefly: XP support on Mac?; Apple vs Apple; Virtualization
By AppleInsider Staff
Published: Thursday, April 6, 2006 03:00 PM EST

WinXP での Mac サポートを検討する MS

Microsoft は、AppleBoot Camp を利用した Mac での Windows XP 利用にサポートを提供するかどうか いまだに判断しかねているようだ

The Wall Street によると、Microsoft は依然として、Mac 上の Windows へのテクニカルサポートを提供するかどうかを検討中だという。「最終判断を下す前に、まだ決定されていない事項が複数ある」 と MicrosoftWindows クライアントグループを率いる Kevin Kutz は同紙に語っている。

記事ではまた、AppleBoot Camp では、エディションによって 199 ドルから 299 ドルという希望小売価格で販売されている Windows XP の新しいコピーが必要だとしている。「価格の安いアップグレード版や、ユーザがすでに所有している PC に付いてくるようなソフトウェアインストールディスクでは動作しない。」

一方 AppleBoot Camp をリリースしたことで、AppleMicrosoft とが Intel Mac での Windows のサポート方法をめぐって 対立している 和訳 との噂への最終回答が明らかになった。

Apple vs Appleイースター前の解決は無理

ロンドン高等裁判所の判事らは、Apple Computer と Beatles が所有する Apple Corps レコードレーベルと間でリンゴのロゴ使用をめぐって争っている裁判の決着は イースター前には無理だろうとみている、と Associate Press が伝えている。同記事は、判決は早ければ今週にも下されるだろうと伝える他社の報道とは真っ向から異なるものだ。

Apple Corps の弁護士 Geoffrey Vos は最終弁論で、Apple Computer は英国企業の商標を盗み、同社の領域を侵略しようと企む 「新参者 (Johnny-Come-Lately)」 であると語ったとされている。

Apple Computer の代理人 Anthony Grabiner はこれに対し、音楽愛好家はアップルロゴの使用に関してその違いが分からないほどの愚か者ではないとして、同社はレーベルと先に交わした 2600 万ドルの合意に反していないと反論している。

裁判長の Edward Mann は期日を定めずに判決を保留したものの、イースター休暇前に判決を下す可能性は低いとも付け加えた、と Associated Press では伝えている。

Intel ベース Mac 初の仮想化ソリューション

Parallels という名の企業が木曜日、Workstation 2.1 と呼ばれる、Intel Mac で動作する Windows 仮想化ソリューションの ベータ版をリリースした

このソフトウェアは現時点では無料で、Intel Mac で動作するように特化した仮想化ソリューションとしては初めてのものとなる。AppleBoot Camp とは異なり、同ソフトウェアを利用すると、Mac OS X と同時に WindowsLinux を走らせることができる。ちょうど Virtual PC と同じようなものだ。

Workstation 2.1 は、正式リリースの暁には 50 ドルで販売される予定だが、それまでは完全動作するベータ版を無料でダウンロードできる。Parallels は、Mac ユーザに対して同社 Web サイト からアプリケーションに関するフィードバックを熱心に呼びかけている。