AppleInsider: Apple の Safari が大幅に伸張
Apple's Safari showing major growth amongst browsers
By Prince McLean
Published: Tuesday, April 18, 2006 01:00 PM EST
Apple Computer の Safari Web ブラウザの人気は、今年も引き続き目覚しい速度で伸び続けており、最近の市場シェア調査では、過去 12 ヶ月間で 75% を超える成長率を達成していることが明らかになった。
Safari はインターネット上で No. 3 ブラウザとしての地位を保持し続けているが、Net Applications による最近の市場シェア報告によると、Apple の WebKit ベースの Safari は 3 月の時点で 3.19% のシェアを獲得し、昨年の 1.81% から伸びていることが明らかになった。
これと同じ時期、Microsoft の Internet Explorer は 3% を超える市場シェアを失っており、88% から 84.70% へと下げている。ランキングで Safari の上を行くもうひとつのブラウザ FireFox は、Explorer のスランプから最大の恩恵を受けているようで、昨年の 7.38% から上昇して 10.05% へと 3% 近くシェアを上げている。
Safari の 3.19% というシェアを、より細かく見てみると、Mac OS X 10.3 "Panther" 版上で動作する Safari が 1.14% シェアを占め、一方の Mac OS X 10.4 "Tiger" 版 Safari は 1.94% となっている。Mac OS X 10.2 "Jaguar" で動作している Safari は、インターネット全体のトラフィックのうち、わずか 0.10% にしかならない。
Safari ソフトウェアエンジニアによるコメントから、ブラウザ市場シェアは今年も引き続き伸びる見込で、特に WebKit ベースのブラウザが Nokia の S60 といったプラットフォームに進出しつつことが窺える。
S60 用の新ブラウザでは、モバイル機器でフルブラウザ機能が利用できるようになっており、W3C の HTML 4.01、XHTML 1.0、CSS 1、2、& 3 （一部）、DOM 1、2、SVG-Tiny、そして ECMAScript、Flash Lite やオーディオといった Netscape スタイルのプラグインといった Web 標準にも対応している。
前述の市場シェア報告書はまた、Apple の Mac OS X オペレーティングシステムは、インターネット上でも徐々に人気を獲得しているとも指摘している。2005 年 4 月から 2006 年 3 月にかけて、ネット上の Apple OS ユーザは、シェアにして 3.52% から 4.29% へと、0.75% を超える伸びを示している。
